【阪神大賞典】連覇に手応えシュヴァルグラン「段々と素軽くなってきた」

シュヴァルグラン

阪神大賞典(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、有馬記念6着のシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道厩舎)は8日、福永祐一騎手を背にCWコースで3歳オープンのインヴィクタに胸を貸し、6F82.0-66.7-51.6-37.7-12.1秒をマーク。

4馬身ほど先に行かせたパートナーを余裕を持った手応えで追走。直線も馬なりのままで、最後はクビ差捕らえてゴール。「1週前なんでいつものようにしっかりと攻めてもらいました。この馬なりに動けているし、段々と素軽くなってきましたね」と友道康夫調教師は順調に年明け初戦を迎える愛馬に目を細める。

昨年は阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯と2つのG2を勝ち、天皇賞(春)、ジャパンCで3着と実りある1年となった。今年の目標はもちろん悲願のG1タイトル奪取。「去年の秋はいくらか馬体が重かったかな。長距離輸送で減るのを計算していたけど、思ったより減らなかったからね。今回は関西圏での競馬になるし、うまく仕上げていきたい。このレースは去年、強い勝ち方をしてくれたいい条件ですから」と師も熱い口調で語る。連覇で天皇賞へ弾みを付ける構えだ。