14年のオークス馬ヌーヴォレコルトが引退 来春はフランケルと交配プラン

ヌーヴォレコルト

ハープスターをクビ差抑えてオークスを制覇!

2014年のオークス(G1)やアメリカのG3レッドカーペットSなど重賞4勝を挙げたヌーヴォレコルト(牝6、美浦・斎藤誠厩舎)が引退、繁殖入りすることが明らかとなった。

ヌーヴォレコルトは2013年10月に東京デビュー。新馬戦は4着と敗れたが、2戦目の未勝利戦、こうやまき賞を連勝してオープン入りを果たすと、チューリップ賞でも2着に入って桜花賞の優先出走権を獲得。桜花賞ではハープスターの鬼脚に屈して3着となったが、距離が延びたオークスではラスト1Fで先頭に立ち、ハープスターを強襲を封じてトップでゴール。G1ホースの仲間入りを果たした。

その後、G1タイトルを加えることは出来なかったが、ローズS、中山記念を勝ち、G1では秋華賞、エリザベス女王杯(2回)、15年暮れの香港Cでもエイシンヒカリに次ぐ2着と好走。昨年秋にはアメリカに遠征してレッドカーペットSを勝利。日本のG1ホースの底力を見せ付けた。

今年に入り中山記念、金鯱賞と2戦したが7着、10着と大敗。関係者が協議した結果、引退する運びとなった。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬となり、今年の交配相手にはロードカナロアが候補に挙げられ、来年はフランケルと交配するプランもある。通算成績は23戦6勝(うち海外5戦1勝)。総獲得賞金は5億6958万2000円(うち海外1億1286万6000円)。

馬主は原禮子氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「新記録(伊)より」。

  • ヌーヴォレコルト
  • (牝5、美浦・斎藤誠厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:オメガスピリット
  • 母父:スピニングワールド
  • 通算成績:23戦6勝(うち海外5戦1勝)
  • 重賞勝利:
  • 16年レッドカーペットH(G3)
  • 15年中山記念(G2)
  • 14年優駿牝馬(G1)
  • 14年ローズS(G2)

ヌーヴォレコルト

牡馬の強豪相手にも強い競馬を見せた(15年中山記念)