ダービー卿CT、ターコイズSを勝ったマジックタイムが引退、繁殖入り

マジックタイム

再び黄色い帽子で重賞2勝目を飾ったターコイズS

2016年のダービー卿CT、ターコイズSの2重賞を勝ったマジックタイム(牝6、美浦・中川厩舎)は、3月15日付で競走馬登録を抹消。北海道苫小牧市のノーザンファーム空港にて繁殖馬となる。

マジックタイムは、母タイムウィルテル、祖母フサイチカツラがそれぞれ重賞で好走した活躍馬で、2013年7月に福島でデビュー。2戦目で未勝利を勝ち、続くきんもくせい特別も連勝。阪神JFでも6着に健闘した。年が明けてクイーンCで2着に入り、その後オークスを目指してフローラSから始動するも6着。オークスは13着と敗れた。

以降は条件クラスを歩むが15年秋に1000万クラスを勝って久しぶりの勝利を挙げると、2戦で準オープンも突破。オークス以来の重賞挑戦となった京都牝馬Sでクイーンズリングのクビ差2着と好走すると、続くダービー卿CTでは牡馬の強豪ロゴタイプ、サトノアラジンを破って悲願の重賞初制覇。暮れにはターコイズSで重賞2勝目を挙げた。6歳春で引退となるクラブの規定でラストランとなった12日の中山牝馬Sでもトーセンビクトリーのクビ差2着と好走。惜しまれつつターフを去ることになった。通算成績は23戦6勝。総獲得賞金は2億1953万9000円。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「日が沈んで空が青く綺麗な数分間のこと」。

  • マジックタイム
  • (牝5、美浦・中川厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:タイムウィルテル
  • 母父:ブライアンズタイム
  • 通算成績:23戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 16年ターコイズS(重賞)
  • 16年ダービー卿CT(G3)

マジックタイム

ロゴタイプ、サトノアラジンを撃破したダービー卿CT