【浦和・桜花賞】石崎駿&スターインパルスが圧巻の4馬身差逃走V!

スターインパルス

3月29日(水)、浦和競馬場で行われた南関東重賞・第63回桜花賞(S1)(3歳牝 定量 1着賞金2000万円 ダート1600m)は石崎駿騎手騎乗の3番人気・スターインパルス(牝3、浦和・小久智厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:42.8(稍重)。

2着に4馬身差で6番人気・グラスサファイヤ(牝3、川崎・安池成厩舎)、3着には1馬身差で4番人気・シェアハッピー(牝3、大井・澤佳宏厩舎)が入った。

スターインパルスとゴーフューチャーが激しく先手を争い、1周目スタンド前でようやくスターインパルスがハナを奪いきり、その後、向こう正面では徐々に広げてマイペースに持ち込む。3馬身ほど離れてゴーフューチャー、そこから更に5馬身ほど開いてアップトゥユー、ステップオブダンスらの人気どころが追走し縦長の展開。
3コーナーからステップオブダンスが差を詰めてくるが、4角手前でスターインパルスがラストスパート。直線入口では5馬身以上のリードを取って直線半ばでは勝負あり。2着には馬場の真ん中を力強く伸びてきたグラスサファイヤが入った。

勝ったスターインパルスは昨年6月に浦和でデビュー。豊かなスピードで2歳時のみで4勝。11月の重賞・ローレル賞で3着に入る活躍を見せていた。暮れの東京2歳優駿牝馬以降は苦戦が続いたが、石崎駿騎手に乗り替わったニューイヤーC、ユングフラウ賞ではともに4着と粘りを見せ、クラシック初戦の大一番で圧倒的な逃げを披露。見事、桜の女王に就いた。

馬主は坂本順子氏、生産者は新ひだか町の西村和夫氏。馬名の意味由来は「冠名+衝撃」。

【石崎駿騎手のコメント】
「強かったです。(前に行く馬が)何頭かいるなと思いましたが、スタートには自信があったので、少し余裕を持ってでも行けるかと思いました。うまく出て、1頭外から来ましたけど、そこからでも遅くはないかなと。枠順も良かったのでうまくいきました。自分のペースだけを守って、ちょっと早めくらいで、後ろの馬が脚を使ってくれたらいいなと思っていました。セーフティリードを取れていたのはビジョンを見て分かっていたので、最後はちょっと脚が上がったんですけど、逃げ切れるかなと思いました。いいスピードを持っているので、このスピードを生かしてこれからも頑張りたいと思います。今日はありがとうございました。僕自身も久々の重賞で嬉しく思っています。これからも応援よろしくお願いします」

  • スターインパルス
  • (牝3、浦和・小久智厩舎)
  • 父:サウスヴィグラス
  • 母:コパノジャーノー
  • 母父:エリシオ
  • 通算成績:11戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 17年浦和・桜花賞(S1)

スターインパルス
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