【大阪杯】ミッキーロケット和田竜「この前は自分がゲートの中で構えすぎた」

ミッキーロケット

29日、大阪杯(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京都記念4着のミッキーロケット(牡4、栗東・音無厩舎)は、坂路で和田竜二騎手が跨がって古馬準オープンのアルティマブラッドと併せ馬。鞍上が強めに促すと3馬身先を行かせたパートナーと並んでゴールへ入り、4F52.4-37.4-24.1秒、ラスト1Fは12.1秒の速いラップを叩き出した。

鞍上の和田騎手は「先週にしっかりと追っているし、けさは余裕残しのイメージでやった。相手も食い下がってきたけど、走る馬だからね。内にモタれる面もいつも通り」と苦笑いを見せつつ、「この前は自分がゲートの中で構えすぎたところがあったかな。中間はしっかりと練習をしてきたし、100%とは言わないけど、今度は大丈夫じゃないかな。距離面も対応できると思います」と巻き返しへ意欲を見せる。強い4歳世代でも上位にランクされる実力馬。ここで初戴冠のシーンがあっても何ら不思議ではない。

前走、金鯱賞2着のロードヴァンドール(牡4、栗東・昆厩舎)は、太宰啓介騎手を背にCWコースで古馬準オープンのマテンロウハピネスを大きく従えてスタート。道中徐々にピッチを上げ、直線でもリードを保って2馬身差ほど先着。6F84.9-66.8-51.2-37.3-12.0秒で初挑戦となるG1の追い切りを終えた。

太宰騎手は「けさはおしまいを伸ばすイメージでやりました。前半のペースが遅かったのもあるけど、いい反応をしてくれました。この前と変わらない状態で臨めそうです。年齢、キャリアを重ねて馬もしっかりしています。強いメンバーが相手になるけど、この馬のレースをさせたい。理想は逃げの形ですが、速い馬がいれば2番手でも競馬はできますから」と早めの競馬を示唆。先行策で再び波乱を演出したい。

ロードヴァンドール

前走、金鯱賞12着のアングライフェン(牡5、栗東・安田隆厩舎)は、助手を背に単走で4F54.8-39.9-25.5-12.2秒をマーク。軽やかなフットワークで坂路を駆け上がった。

「追い切りはいつもの感じで。動きも悪くなかったし、状態は変わりなくきています。ただ、今回は相手がかなり強くなりますから。2走前が稍重で差のない競馬ができた。乾いた馬場より、少ししぶってくれる方がいい」と安田隆行調教師と下り坂となっている天気予報を味方に上位進出を目論む。

アングライフェン