【大阪杯】アンビシャス福永「前半をどのぐらいの位置で競馬ができるか」

アンビシャス

29日、大阪杯(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、中山記念4着のアンビシャス(牡5、栗東・音無厩舎)は、初コンビを組む福永祐一騎手を背に坂路で3歳500万のアードラーを0.7秒追走。終い鞍上がゴーサインを出すとグッとギアが上がり、鼻面を併せてのゴール。タイムは4F51.6-38.3-25.3-12.8秒を計時した。

16日に続いての騎乗となった福永騎手は「最後の1Fを伸ばしたぐらい。動きはあんな感じじゃないかな。状態も陣営から変わらないと聞いていますよ。折り合い面は道中で余計なことをしなかったら大丈夫でした。スタート、前半をどのぐらいの位置で競馬ができるかだね」と昨年、キタサンブラックらG1ホース5頭を撃破した心強いパートナーに大きな期待を寄せている。

前走、金鯱賞3着のスズカデヴィアス(牡6、栗東・橋田厩舎)は、助手が手綱をとってCWコースでの単走追い。ゆったりとした入りから終いは一杯に追われて6F82.8-66.9-53.0-39.4-12.0秒をマーク。前走時と変わらない活気を見せている。

この気配に橋田満調教師も「前半をゆっくり入って、直線はしっかり追いました。動き、反応ともに良かったですね。間隔は詰まっていますが、いい状態でこれています。最近は堅実に走れるようになってきてるし、前走でもしまいは勝ち馬を上回る脚を使っていますからね。3、4歳時はG1で苦戦をしましたが、当時より馬体も大きくなっているように、あの頃とは馬が違っていますから」と愛馬の成長に目を細めている。

スズカデヴィアス