【ダービー卿CT】初の中山参戦!ガリバルディ&ロイカバードの最終追い切り

ガリバルディ

29日、ダービー卿CT(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨夏の中京記念で重賞ウィナーとなったガリバルディ(牡6、栗東・藤原英厩舎)。前走の大阪城Sで初コンビを組んで3着、引き続き手綱を任された池添騎手を背に、坂路で4F52.4-38.0-24.2-12.1秒を馬なりでマーク。中3週でも好調を維持できているようだ。

管理する藤原英昭調教師は「調教は時計が速くなりすぎないようにやってもらった、いい動きだったんじゃないか」と好感触を掴んでいる。キャリア22戦目にして初の中山での競馬となるが、「今の中山は内が荒れてきてるし、馬場は合いそう。輸送が苦手なところがあるから、そこをクリアして欲しい。潜在能力は高い馬だから」と、輸送競馬になることを最も注意している。

前走もハンデ頭ながら上がり3F32秒8の末脚を繰り出して3着と格好は付けている。終い一手のタイプだけにレースの展開も重要になってくるが、ここで結果を残すことができれば安田記念での楽しみも出てくる。

マイル路線に切り替えてから順調に勝ち上がってきたロイカバード(牡4、栗東・松永幹厩舎)。助手を背に坂路で4F53.5-39.3-25.3-12.4秒をマーク。障害未勝利のグレイレジェンドを1秒弱追走から互いに一杯に追われた末にキッチリ先着。

管理する松永幹夫調教師は「追い切りは地味ですが、もともと目立った動きをする馬じゃないですからね。これで十分だし、順調にきていますよ」とのことで、力を出せるデキで送り込まれる。こちらも初の中山参戦となるため「今回は中山マイルという舞台への適性がポイントでしょう」と、慎重な様子ではあった。

前走の東京新聞杯は、超のつくスローペースでブラックスピネルが逃げ切り勝ちを決めた一戦。ロイカバードは痛恨の出遅れでレースに参加することすらできなかっただけに、今回は五分のスタートを切って流れに乗りたいところ。自己条件をアッサリと勝ち上がってきたことから、即通用しても何ら不思議ではない。