【桜花賞】カラクレナイ一生に一度の大舞台へ松下師「外回りでキレ増せば」

5日、桜花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、フィリーズレビューで直線鋭く突き抜け勝利したカラクレナイ(牝3、栗東・松下厩舎)はCWコースにて助手を背に単走で最終調整を行った。レースでも見せる抜群のキレを披露し、6F83.0-66.5-52.1-38.4-11.7秒でフィニッシュ。
1週前には今回初めてコンビを組む田辺裕信騎手が騎乗して背中を確認。先週の時点で馬が出来ていると師が話すとおり、スムーズな動きを見せていた。今回一気に相手強化となるが、外回りコースでキレ鋭い末脚でG1戴冠を目指す。


追い切り後、カラクレナイを管理する松下武士調教師の一問一答は以下の通り。

●外回りになってキレが増せば

-:前走のフィリーズR、カラクレナイは3連勝を決めたレースでもありました。強い内容でした。

松下武士調教師:スタートで出負けする形もあったのですが、その後はリズム良く運べて、最後は長くいい脚を使ってくれたと思います。

-:初の重賞挑戦でしたが、レース展開などあれくらいはやれるというのは予想の範囲内だったのでしょうか。

松:そうですね。新馬の時から最後はいい脚を使ってくれていましたので、メンバー強くなりましたが、楽しみにしていた部分はあります。

-:こういった共同会見は先生も初めてかと思いますが、今のお気持ちはいかがでしょうか。

松:緊張しますね。

-:フィリーズRから中間の気配というのはいかがでしたでしょうか。

松:前走後はしっかり疲れを取って、この桜花賞に挑もうと思っております。

-:体調など調整過程はいかがですか?

松:いい状態で臨めると思います。

-:先週がCWで、初コンビとなる田辺騎手が騎乗されましたが、その時の印象やお話はどういった事をされたのでしょうか。

松:少し左にはるところがあるので、その辺りの癖を掴んでもらえればと思って乗ってもらいました。

-:田辺騎手からはどのような話が訊けたのでしょうか。

松:追い切りではスムーズで、左にはるところもなく真っ直ぐ走れたという事で、いい感触を掴んでもらえたと思います。

-:今日もCWで追い切りをされましたが、その辺りの意図はいかがでしたでしょうか。

松:今日は先週の時点で馬は仕上がっていましたので、反応を確認する程度で、CWで調整しました。

-:具合は先生からみてどうでしたか。

松:折り合いもついていましたし、スムーズに動けていたと思います。

-:爽快なレースというか強い競馬を見せてくれるカラクレナイですが、松下先生が考えるこの馬の魅力はどういったところでしょうか。

松:どんな展開でも最後に長くいい脚を使ってくれるところだと思います。

-:今回相手は更に強くなりますが、いかがでしょうか。

松:相手は強くなりますが、自分の競馬をして、どこまで強いメンバーの中でやれるか楽しみにしています。

-:週末は雨も予想されますが、その辺りカラクレナイはいかがでしょうか。

松:まだ4戦良馬場でしか走っていませんが、血統的にも大丈夫だと思いますし、馬自体パワーがあるので、こなしてくれると思います。

-:松下厩舎桜花賞出走となりますが、桜花賞への思いというのは先生いかがですか。

松:3歳牝馬にとって一生に一度の舞台ですので、しっかり仕上げて臨みたいと思います。

-:カラクレナイのファンのみなさんへ最後にメッセージをお願いします。

松:あと4日しっかり調整して、最高の状態で桜花賞に送り出してあげたいと思います。応援をよろしくお願いします。

-:過去4走はすべて内回りだったと思いますが、今回外回りになります。どんなイメージを持ってらっしゃいますか?

松:外回りになって、キレ脚がより鋭くなればと思っております。

-:デビューからすべて1400mですが、マイルに距離が伸びるというのはいかがでしょうか。

松:1600mが長いから使ってなかったというわけではないので、距離が伸びるという点もより楽しみにしています。