【阪神牝馬S】G1馬クイーンズリング&ミッキークイーンがここから始動!

クイーンズリング

5日、阪神牝馬S(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年のエリザベス女王杯で念願のG1馬となったクイーンズリング(牝5、栗東・吉村厩舎)が香港C以来となる今年初戦を迎える。主戦のM.デムーロ騎手を背に坂路で3歳500万下ウラガーノと併せ馬。4F53.4-38.5-24.7-12.3秒を馬なりのままマーク。追走する形から最後は併入している。

吉村圭司調教師は「先週までにしっかり攻めて、今週はサラッと。予定どおりのメニューで調教ができました。帰国直後は疲れも感じましたが、しっかり休ませたことで体つきも良くなってきました。幅が出てきたし、古馬らしく完成してきたと思います」と、ますます充実してきた愛馬に感心した様子。

今回はコース条件はガラッと変わるが、「マイルも問題ないし、阪神コースも大丈夫。道悪もこなせるタイプですから」と、全く気にしていない。1400m~2200mの間で好結果を残してきた対応力は、今年も存分に発揮されそうだ。

牝馬2冠を成し遂げ、前走の有馬記念では5着と力を示したミッキークイーン(牝5、栗東・池江寿厩舎)は、主戦の浜中騎手を背にCWコースで1000万下ダノンシーザーと併せ馬を行い、4F52.7-38.6-12.0秒をマーク。馬なりで楽々と先着を果たした。

池江泰寿調教師は「先週までに調教で抜群に動いているし、今週は微調整ぐらいの気持ちでやりました。ここまでハードに攻めてこれたし、休み明けの中では1番ぐらいに仕上がってきてる。力を出せる状態ですよ」と、満足気に振り返った。

昨年の同レースは、逃げたスマートレイアーを捉え切れず2着。1年経ってメンバーも様変わりする中で、今年は15年秋華賞以来の勝利という形で好スタートを切りたいところだ。

ミッキークイーン