【皐月賞】池江寿厩舎2頭が別路線からクラシック制覇に順調!

ペルシアンナイト

12日、皐月賞(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走のアーリントンCは2着に3馬身差をつける圧勝だったペルシアンナイト(牡3、栗東・池江寿厩舎)。皐月賞4勝ジョッキー・M.デムーロ騎手を背にCWコースで4F52.9-38.1-11.8秒をマーク。1000万下の古馬シルバーポジーと併せて最後は僅かに遅れたものの、終始馬なりで態勢を整えた。

デムーロ騎手は「いい動きだったよ。賢い馬だし、距離は大丈夫だと思う。スタートはそんなに速くないけど、併せればすぐに折り合いもつきます。中山は特徴のあるコース。4角をスムーズに回ってきたいですね」と、初の中山攻略へ展望を語った。5戦全てが別の競馬場と対応力は確かなだけに、頼れるジョッキーを味方につけ、クラシック前哨戦を戦ってきた勢力に割って入っていきたい。

毎日杯では2番手追走の積極策で、同厩舎サトノアーサーの猛追を凌ぎ切ったアルアイン(牡3、栗東・池江寿厩舎)。前走の初コンビから引き続き手綱を任された松山弘平騎手を背に、CWコースで一杯に追われ6F83.9-68.3-53.2-38.8-12.1秒をマーク。3歳500万下ソーグリッタリングを追走してスタート、その内から併せて1馬身ほど先着。

追い切り後、松山騎手は「おしまいを強めに乗りました。抜け出してから少し遊ぶような面もありましたが、変わりなくきていますね」と好感触を掴んでいる様子。大本番に向けては、「この前は頭数が少なかったし、馬場も向いたところがあります。でも、力がないと、あれだけの勝ち方はできないと思います。自在性のある馬だし、道中をリズムよく運んでやりたい」と、能力を信じて、虎視眈々と一発を狙っている。