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【皐月賞】ウインブライト松岡「姉のときに試行錯誤をしてきたことが生きている」
2017/4/12(水)
12日、皐月賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
前走、スプリングS1着のウインブライト(牡3、美浦・畠山吉厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.1-53.4-38.8-12.5秒をマークした。
「前々走を勝ってから放牧に出して帰厩したときの体重が460キロ台で、そこから調教を積みながら徐々に馬体重がふえていきました。前走はちょっと多めに馬体が減りましたが、元々競馬に行くと減るタイプですし許容範囲内でした。前走はトライアルで最低でも3着という目標を考えていましたが、最高の形で権利を取れて良かったと思います。前走後も馬に大きなダメージがなかったので、普段通りの攻め馬で調整してきました。元々カイ食いの落ちないタイプで、週ごとに体重が2キロくらい増えていました。馬体回復に専念したわけではなく、普段の調教を積みながらの体重増なので良いと思います。
今日の追い切りは、1頭前に置いて前半は折り合い重視で終いの反応を確かめる、いつも通りの調教をしました。馬体重は前走と同じくらいで出走できると思います。これまでの結果が示しているように中山コースは上手に走れていますし、今回は1ハロン延びて初めての2000になりますが、前々走と前走を見れば全く問題ないと思います。初めて対戦する馬もいますし、ましてやメンバーが更に強くなりますが、自分の競馬が出来れば遜色ないと思っています。ジョッキーが手の内に入れてくれていますし、作戦はジョッキーに任せます。特に希望する枠もありませんし、枠順に関しては心配はしていません。馬は元気に調整できましたし、良いレースが出来ると思いますので応援してください」
「前走は、まだ馬に競馬を教えている段階ですし課題を持って臨みましたが、勝てて良かったです。今日の追い切りの前に馬体重は470キロ以上あったようですし、軽過ぎない内容で出来ました。体の張りも毛ヅヤも良くなっていますし、動きも良かったです。距離2000はこれまで1回も走ったことはありませんが、これまで乗ってきた感じ距離の不安はありません。姉のウインファビラスと一緒で前向きな気性をしているので、まずは上手くなだめてあげることを第一のステップとして教えてきました。その次は、いきなりトップギアにならないでスムーズにギアチェンジを出来るようになることが第二のステップで、最後は他馬を交わしてからもソラを使わないようにするということを、これまでのレースで段々と教えてきました。
若竹賞の頃はこちらの指示に対して過敏に反応する感じがありましたけど、徐々に競馬を覚えてきました。姉のときに試行錯誤をしてきたことが生きていると思います。まだ重賞常連馬のような重厚さがないところは物足りませんが、これからその重厚さはついてきそうな感じがします。古馬になってから良くなりそうな感じがしますし、それを意識しながら育てています。今回は初めて対戦する馬もいるので何とも言えませんが、自分の競馬をしてどこまでやれるかですね。道悪はそれほど苦手ではないと思います。競馬はやってみないと分かりませんし、いろいろなパターンを想定して乗ります」
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