【天皇賞(春)】レインボーライン、アドマイヤデウス、タマモベストプレイ最終追い

アドマイヤデウス

岩田騎手を背にアドマイヤデウスが登坂

26日、天皇賞(春)(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年の菊花賞で2着などG1戦線でも見せ場を作り、前哨戦の日経賞では勝負所で窮屈なシーンがありながら僅差の4着と力を見せたレインボーライン(牡4、栗東・浅見厩舎)。坂路で助手を背に、馬なりで4F56.6-41.3-26.2-12.8秒をマークした。

若松厩務員は「いつものように日曜にしっかりと追い切り。けさの雰囲気も良かったし、順調にきていますね。上積みも見込めると思いますよ」と、好感触を掴んでいる様子。そして、「前走は直線でなかなかスペースができなかったけど、最後は際どいところまで伸びてきた。力は見せてくれましたし、今度も頑張って欲しい」と、前走を振り返りつつ期待を込めた。

前走の日経賞でも好位から僅差の3着と健在ぶりをアピールしたアドマイヤデウス(牡6、栗東・梅田智厩舎)。坂路で主戦の岩田康誠騎手を背に4F52.6-38.5-25.7-13.1秒を馬なりでマーク。

梅田智之調教師は「3000mを走らせるわけだし、先週までにCWでしっかり負荷をかけて乗り込んできた。けさは予定通りに坂路で単走。いい仕上がりで臨めるよ」と、納得の仕上がりだ。続けて、「前走は転厩初戦。実績がある馬でプレッシャーもあったし、手探りでの調整。その中でも今回へつながる走りができた。一度使って、そのプレッシャーからも解放されたし、人馬ともにいい影響があると思う」と、様々な面での上積みが見込める。アドマイヤデウスにとっては3年連続の参戦についても「このレースで結果は出てないけど、枠順とか巡り合わせもあったと思う。一発を狙う気持ちで出走させますよ」と、虎視眈々と2強の首を狙っている。

年始の万葉Sで約2年4ヶ月ぶりの勝利を挙げたタマモベストプレイ(牡7、栗東・南井厩舎)。3歳時にはクラシックにフル参戦し、以降も長距離レースを中心に渋太さを活かすガッツ溢れる走りを続けてきた。CWコースで助手を背に古馬500万下のメイショウカクオビとの併せ馬を行い、6F85.0-69.0-53.6-39.2-11.9秒をマーク。先行スタートから最後は同時に入線となった。

これを見届けた南井克巳調教師は「CWで併せ馬。最後まで集中して走れてたし、具合はいいよ。最近で大きく崩れたのは京都大賞典ぐらいで長丁場は合ってる。勝負どころを気を抜かさず走らせてきたい」と、2年ぶりの参戦となる大一番での激走を期待している。

タマモベストプレイ