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【NHKマイルC】アエロリットでGI初制覇の菊沢師「ノリさんとの夢叶った」
2017/5/7(日)
3歳世代マイラーの頂点に輝いたのは、重賞初制覇がG1となったアエロリット(牝3、美浦・菊沢厩舎)。終わってみれば牝馬のワンツー決着で、下馬評通りに牝馬戦線のレベルの高さを強調する結果となった。
抜群のスタートを切ったアエロリットは馬なりのままポジションを取りに行くと、内から前を主張するボンセルヴィーソ、トラストを見る形で折り合いに専念。 騎乗した横山典弘騎手も「元々スタートは速いタイプだから驚かないですけど、速すぎましたね」と愛馬の競馬センスの高さを再確認。
続けて、「内が開幕からあまり経っていないけどボコボコしていたので、外の伸びるところを選びました」と話すように、終始外々を回りながらの競馬。それでも手が動く気配もなく、抜群の折り合いから4角で先頭に並びかけた。それに対し、菊沢隆徳調教師は「3角から4角まで行きっぷりが良く、ノリさんには珍しく早く仕掛けたなと思いました」と振り返るが、スムーズな競馬で直線を迎える。
3番人気に支持された事に対し、菊沢調教師は「多くの方に支持して頂いて、これで負けたらどうしようと不安もありましたが、結果を出す事が出来てよかったです。これからも応援して下さい」とファンへ向けてコメント。
鞍上の横山典騎手も「返し馬から厩舎スタッフがしっかり仕上げてくれたのを感じました」と抜群のデキを評価した。
そして、横山典騎手に対し、「騎手時代からお世話になっている方で、ジョッキーとしては敵わないなと思って調教師になりました。いつか大舞台で乗って頂けるようになりたいと思っていたので、ひとつ夢が叶って嬉しいです」と胸中を明かした。
横山典騎手にとっては、これで3度目のNHKマイルC制覇。前回同様クロフネの仔を勝利に導いた。今年は次男の横山武史騎手がデビュー。父の存在をまたひとつ大きくする勝利となった。
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