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【ヴィクトリアM】先週初G1Vの菊沢厩舎ウキヨノカゼ「万全に仕上げて臨みたい」
2017/5/10(水)
軽快な動きを見せたウキヨノカゼ(左)
10日、ヴィクトリアM(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
前走、福島牝馬S1着のウキヨノカゼ(牝7、美浦・菊沢厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.1-39.8-12.6秒をマークした。
「どうしても後ろからになるので、道中で上手く捌けるかとか直線で届く位置にいるかとか競馬を見ながら不安になりますが、前走は伸びっぷりから大丈夫かと思って見ていました。今回は中2週で、この馬自身初めてレース間隔が詰まった競馬になるのでその点は心配ですが、どうすれば競馬に向けて力をピークに持っていけるかを常に考えながら調整しています。先週は中身を作ろうと心肺機能の面を徐々に膨らませて、今日は気持ちの高ぶりを抑えて競馬で爆発できるイメージで調整しました。指示通りの追い切りが出来ましたし、手応えも良さそうでした。
前走は福島競馬だったので前日輸送で臨みましたが、そのときの雰囲気が良かったですし今回も前走同様に前日輸送をしようかと思っています。
7歳馬ですけど、まだまだ若い体をしていますし元気さや動きの良さから年齢を感じさせません。3歳の頃と比べて更にパワーアップしていますし、オンオフが上手に切り替えられるようになってきたと思います。競馬なので事前のイメージ通りにいくことはないと思いますが、ウキヨノカゼの場合は中団、後方からの競馬になると思いますし、あとは直線で強い馬に目がけて伸びてほしいです。ジョッキーも今回が2戦目で自信がついた部分もあると思いますが、あまり気合いをつけ過ぎないようにとは言ってあります。先週G1を勝たせてもらってG1タイトルの重みをヒシヒシと感じていますし、今週は馬は違いますがウキヨノカゼという素晴らしい牝馬を万全に仕上げて臨みたいです」
「前走の1週間前追い切りに乗せてもらいましたが、テンションが高いというか7歳馬とは思えないくらいフレッシュでした。レースでは馬のリズムを大事にしようと思っていて、内の良い枠を引いていたのである程度1コーナーの入りを良い位置を取れたかなと思っていました。福島は直線が短いですし、前の方に目標にする馬がいたのでそれを見ていく感じで、直線では期待通りに良い脚を使ってくれました。道中はそんなに力まないですし、メリハリがきいた走りをする良い馬ですね。
この間、競馬場で菊沢先生と話をしたときには、こっちでやっておくから大丈夫と言われましたし厩舎スタッフを信頼しています。東京マイルの適性については問題ないと思います。今回については枠順が出てみないとイメージが湧かないですけど、1番は馬のリズムを大事にしようと思っています。そうすれば脚を使う馬ですからね。G1馬もいて強い馬が多いですけど、1発狙いたいと思います。先週菊沢厩舎が初G1勝ちをしましたし、その勢いで僕も勝たせてもらいたいですね。頑張ります」
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