【羽田盃】激しい追い比べを制し転入初戦のキャプテンキングがV!

キャプテンキング

5月10日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第62回羽田盃(S1)(3歳 定量 1着賞金3500万円 ダート1800m)は矢野貴之騎手騎乗の1番人気・キャプテンキング(牡3、大井・的場直厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.54.4(良)。

2着に半馬身差で2番人気・ヒガシウィルウィン(牡3、船橋・佐藤賢厩舎)、3着には5馬身差で6番人気・キャンドルグラス(牡3、船橋・川島一厩舎)が続いた。 なお、上位5頭には6月7日(水)に大井競馬場で行われる東京ダービーの優先出走権が与えられる。

中央時代の脚質と異なり、転入初戦のキャプテンキングが好スタートからハナへ立つ展開。大方の予想を覆す戦法だったが、人気を分け合ったヒガシウィルウィン、クラキングス、ミサイルマンらも先行してマーク。4番人気のキングガンズラングは追っつけながらの追走。 ほぼ隊列に変化のないまま直線を向くと、1、2人気のキャプテンキング、ヒガシウィルウィンの一騎打ちに。最後は半馬身差キャプテンキングが競り合いを制した。離れた3着争いは接戦だったが、キャンドルグラスが僅かに先着した。

勝ったキャプテンキングは美浦・加藤和宏厩舎から昨年8月にデビュー。5戦目に初勝利を挙げ、2走前に500万クラスを勝利。前走は強豪が揃ったヒヤシンスSで勝ったエピカリスから0.5秒差の5着に入った。前走後に南関東へ転厩。その初戦となったこの大一番で嬉しい重賞初勝利を飾った。
馬主は平本敏夫氏、生産者は新ひだか町の静内フジカワ牧場。馬名の意味由来は「王の中のキャプテン」。

【矢野貴之騎手のコメント】
「(騎乗依頼に)緊張感を感じましたが、光栄に思いました。今は本当にホッとしていると同時に、こういう馬を任せていただいて、とても感謝しています。中央の時は後ろからの競馬でしたが、僕が乗るのは初めて。ポジションにはこだわらず、出たところという形で乗ろうと思っていました。ハナに行くのも心配だったんですけれど、馬なりだったのでそのまま行きました。

隣に強い相手がいたので、これと勝負だなという雰囲気。道中の感じから信じるだけでした。力はあるのでね。僕自体ももっと気を引き締めなくては、と思います。今日は来場ありがとうございます!これからクラシックレースもどんどん面白くなってくると思いますので、応援のほどよろしくお願いします!」

キャプテンキング
(牡3、大井・的場直厩舎)
父:ファスリエフ
母:ストロベリーパフェ
母父:ブライアンズタイム
通算成績:9戦3勝
重賞勝利:
17年羽田盃(S1)

キャプテンキング
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