【安田記念】持ち味の末脚を存分に発揮してサトノアラジンが悲願のG1初制覇!

サトノアラジン

6月4日(日)、3回東京2日目11Rで第67回安田記念(G1)(芝1600m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の7番人気・サトノアラジン(牡6、栗東・池江寿厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:31.5(良)。

2着にはクビ差で8番人気・ロゴタイプ(牡7、美浦・田中剛厩舎)、3着にはクビ差で3番人気・レッドファルクス(牡6、美浦・尾関厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたイスラボニータ(牡6、美浦・栗田博厩舎)は8着に敗れた。

注目された先行争いは連覇を狙うロゴタイプが敢然とハナへ。サンライズメジャー、ブラックスピネルが続き、人気のイスラボニータは先頭からはそう差がない7~8番手。レッドファルクス、サトノアラジンは並ぶように後方4~5番手を進み、その後ろにエアスピネル、アンビシャスらがジックリと追撃態勢を整える。
4コーナーを迎えると馬群はほぼひと塊。逃げるロゴタイプが直線で二の脚を使って後続との差を広げにかかる。残り200mを迎えてもリードはまだ3馬身。「昨年の再現か」と思われたところで外からサトノアラジン、レッドファルクスが猛追。手に汗握る攻防はサトノアラジンが懸命に逃げるロゴタイプをクビ差捕らえたところが栄光のゴールとなった。

勝ったサトノアラジンは、重賞3勝目で、G1は6回目の挑戦にして悲願の初制覇。1つ上の姉にエリザベス女王杯を勝ったラキシスがいる良血で、セレクトセールでの取引価格(1億3650万円)からも、デビュー時から大きな期待を寄せられていたが、6歳春、東京のマイルで自慢の末脚が爆発。遂に大輪の花を咲かせた。
馬主は里見治氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

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  • サトノアラジン
  • (牡6、栗東・池江寿厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:マジックストーム
  • 母父:Storm Cat
  • 通算成績:25戦8勝
  • 重賞勝利:
  • 17年安田記念(G1)
  • 16年スワンS(G2)
  • 16年京王杯SC(G2)


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