フェイトフルウォーがレース前は放馬も快勝/東京新馬

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10年10月10日(日)、4回東京2日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、田中 勝春騎手騎乗の7番人気・フェイトフルウォーが優勝。勝ちタイムは1:51.9(重)。

2着には2.1/2馬身差で1番人気・サトノペガサス(牡2、美浦・堀厩舎)、3着には10番人気・オウエイファントム(牡2、美浦・大久洋厩舎)が続いて入線した。

レースは、フェイトフルウォーがハナを切るも、いったんはオウエイファントムにハナを譲るように、ミラクルカクテルと並んで2番手に待機。直線に入ると、内からフェイトフルウォーが切れ味をみせて、先頭に躍り出ると、サトノペガサスの追撃も寄せ付けず快勝した。
なお、同馬はレース前に放馬し、出走が危惧されたが、ハンデを物ともしないレース振りをみせた。

勝ったフェイトフルウォーは半兄にプティマカロンがいる血統で、プティマカロンは、この新馬戦のあとに行われた京都6Rの3歳上500万下を快勝していた。 馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「重大な戦い」。

管理する伊藤伸一調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは2頭目、ステイゴールド産駒は7頭目の事。

1着 フェイトフルウォー(田中勝騎手)
「放馬してしまって、もう真っ青。レース前はどうなることかと思った。でも、結果的にいい返し馬になったのかな。ゲートはそんなに速くなかったけど、気負うことなく行く気になって、スムーズに前へ。うまく流れに乗れたよ。追い出してからの反応も想像以上。いい伸びだったね。ゴール前ではすごい拍手や声援が聞こえた。いきなりこんな走りができるんだから、能力は高い。暴れて放馬しなければ、今後も期待できると思うよ」

2着 サトノペガサス(福永騎手)
「軽い馬だし、良でこそのタイプ。下を気にしていたね。能力で2着にきたが、潜在能力はこんなものではない。乗った感触は抜群。すごい切れ味を秘めているよ」

3着 オウエイファントム(吉田豊騎手)
「切れる脚はないと感じていたので、スタミナを生かそうと思った。スタート自体は速くなかったけど、外に出してハナへ行ったんだ。一生懸命に走る馬。よくがんばっている。馬場が渋ったのも良かった」

4着 コンチネンタル(江田照騎手)
「もっと前目で競馬がしたかった。でも、内容は悪くないし、素質を感じるよ」

(和田郎調教師)
「距離はこのくらいに適性がありそうですが、テンションが上がりがちなので、行きたがるのが課題でしょうか。良馬場でこそのタイプですので、今後の変わり身が期待できます」

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フェイトフルウォー
(牡2、美浦・伊藤伸厩舎)
父:ステイゴールド
母:フェートデュヴァン
母父:メジロマックイーン


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