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研究員ヤマノの重賞回顧
2007/9/25(火)
『東西で1番人気馬の明暗分かれる。勝ち馬の真価が問われるのは次戦!』
9/23(日)、中山競馬場で行われたオールカマー(3歳上、G2・芝2200m)は、マツリダゴッホ(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が前走の札幌記念で1番人気で7着と、期待を裏切った雪辱を見事に果たし優勝した。
鞍上の蛯名Jにしてみれば、1年前に同馬で落馬したセントライト記念の雪辱を果たしたことになる。
このように、人馬共に会心の勝利だったといえよう。
マツリダゴッホはこれで中山コースではG2 2勝を含み(4-1-1-0)。
コース適性の高さは誰しもが認めることであろう。
マクリ気味に早めに上がって行き、そのまま押し切るという勝ちパターンが確立できたのも意義深いことかもしれない。
しかし、先週の3歳重賞のセントライト記念より0.5劣る優勝タイムでは、レベルの高さという観点からすれば、この優勝の評価も少し下げざるを得ない。
周知の通り、今夏は未曾有の夏の馬インフルエンザ騒動が競馬界を震撼させた。 幸いにも、かつての冬の馬インフル騒動時に比べると大事に至らずに済んだことは何よりだが、このレースには、少なからず今夏の馬インフル禍の影響があったように思えてならない。
というのも、優勝したマツリダを筆頭にこのレースでの上位3頭は札幌記念を使い順調に調整できていたが、他馬は馬インフルの影響で帰厩が遅れたりと、順調さを欠いていた馬が多かったからである。
やはり順調度が、この時季、勝敗の鍵を握る大きなポイントだということか。 今週末行なわれるG1スプリンターズSでも、この順調度が勝敗を左右する鍵となるのかもしれない。
さて、マツリダゴッホは、このあと天皇賞に歩を進めるようだ。
コースや順調度によるアドバンテージが無くなったところで、どんな戦いができるのか…。秋の天皇賞はマツリダゴッホの真価が問われる一戦となるだろう。
同23(日)、阪神競馬場で行われた神戸新聞杯(3歳牡牝、G2・芝2400m)は、2歳チャンプ ドリームジャーニー(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)が鮮やかに復活を成し遂げた。
昨年末、強烈な末脚で2歳チャンプに輝いて以来、その末脚の切れは影を潜め常にライバル達の後塵を拝してきた。
今回は他に5頭のダービー組が出走と、雪辱を果たすには格好の舞台だった。
これまでの今年3戦は、誰もが認める末脚の切れを存分に生かせなく、不完全燃焼だった感が否めない。
そんな中で鞍上を武豊Jに替えて臨んだ今回のレースは、同馬にとってまさに大きな分岐点となったのかもしれない。
このところの武豊Jはまさに鬼神の如き活躍ぶり。
少し前まで、リーディングでトップの岩田騎手に大きく水を開けられていたが、先週土日の固め打ちで、ついには差はあと僅か3勝と岩田騎手を完全に射程権に捕らえた。
目下のこの勢いと、ディープインパクトの豪脚を余すところ無く引き出した手腕を持つ武豊Jとの出会いは、ドリームジャーニーにとって千載一遇のチャンスだったのか。
次走は未体験の淀3000m。 コース形態も距離も今回とは大きく異なる。
さて、覚醒した2歳チャンプと波に乗る天才Jのお手並み拝見だ。
9/23(日)、中山競馬場で行われたオールカマー(3歳上、G2・芝2200m)は、マツリダゴッホ(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が前走の札幌記念で1番人気で7着と、期待を裏切った雪辱を見事に果たし優勝した。
鞍上の蛯名Jにしてみれば、1年前に同馬で落馬したセントライト記念の雪辱を果たしたことになる。
このように、人馬共に会心の勝利だったといえよう。
マツリダゴッホはこれで中山コースではG2 2勝を含み(4-1-1-0)。
コース適性の高さは誰しもが認めることであろう。
マクリ気味に早めに上がって行き、そのまま押し切るという勝ちパターンが確立できたのも意義深いことかもしれない。
しかし、先週の3歳重賞のセントライト記念より0.5劣る優勝タイムでは、レベルの高さという観点からすれば、この優勝の評価も少し下げざるを得ない。
周知の通り、今夏は未曾有の夏の馬インフルエンザ騒動が競馬界を震撼させた。 幸いにも、かつての冬の馬インフル騒動時に比べると大事に至らずに済んだことは何よりだが、このレースには、少なからず今夏の馬インフル禍の影響があったように思えてならない。
というのも、優勝したマツリダを筆頭にこのレースでの上位3頭は札幌記念を使い順調に調整できていたが、他馬は馬インフルの影響で帰厩が遅れたりと、順調さを欠いていた馬が多かったからである。
やはり順調度が、この時季、勝敗の鍵を握る大きなポイントだということか。 今週末行なわれるG1スプリンターズSでも、この順調度が勝敗を左右する鍵となるのかもしれない。
さて、マツリダゴッホは、このあと天皇賞に歩を進めるようだ。
コースや順調度によるアドバンテージが無くなったところで、どんな戦いができるのか…。秋の天皇賞はマツリダゴッホの真価が問われる一戦となるだろう。
同23(日)、阪神競馬場で行われた神戸新聞杯(3歳牡牝、G2・芝2400m)は、2歳チャンプ ドリームジャーニー(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)が鮮やかに復活を成し遂げた。
昨年末、強烈な末脚で2歳チャンプに輝いて以来、その末脚の切れは影を潜め常にライバル達の後塵を拝してきた。
今回は他に5頭のダービー組が出走と、雪辱を果たすには格好の舞台だった。
これまでの今年3戦は、誰もが認める末脚の切れを存分に生かせなく、不完全燃焼だった感が否めない。
そんな中で鞍上を武豊Jに替えて臨んだ今回のレースは、同馬にとってまさに大きな分岐点となったのかもしれない。
このところの武豊Jはまさに鬼神の如き活躍ぶり。
少し前まで、リーディングでトップの岩田騎手に大きく水を開けられていたが、先週土日の固め打ちで、ついには差はあと僅か3勝と岩田騎手を完全に射程権に捕らえた。
目下のこの勢いと、ディープインパクトの豪脚を余すところ無く引き出した手腕を持つ武豊Jとの出会いは、ドリームジャーニーにとって千載一遇のチャンスだったのか。
次走は未体験の淀3000m。 コース形態も距離も今回とは大きく異なる。
さて、覚醒した2歳チャンプと波に乗る天才Jのお手並み拝見だ。
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