わずかな差、埋まることなく

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05年のフェブラリーS、JCダートなど、中央、地方合わせて合計9回のGⅠ2着のある名バイプレイヤー、 シーキングザダイヤ(牡7、栗東・森厩舎)が、16日付で競走馬登録を抹消、北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となることになった。
主に地方交流重賞で活躍したことで、ダート馬のイメージが強い本馬だが、3歳時にはニュージーランドTを制覇。NHKマイルカップでも2番人気に推されたこともある。
森厩舎の所属馬らしく、海外遠征にも3度旅立っており、芝、ダートそして場所を問わずに激戦を戦い抜いた逞しさが、仔に伝わることが期待される。

さて、1頭の主力ホースを失うこととなった地方交流重賞だが、今年ももちろん目が離せない。
先陣を切って行われるのが、明日16日、大井競馬場で行われるTCK女王杯である。
有力視されていたメイショウバトラー(牝8、栗東・高橋成厩舎)が出走を回避したものの、初ダートとなったクイーン賞で3着と好走、新境地開拓が見えてきたデアリングハート(牝6、栗東・藤原英厩舎)、昨年末の新設重賞東京シンデレラマイルを勝って勢いに乗る船橋所属のベルモントノーヴァ(牝7、船橋・出川克厩舎)など、多士済々のメンバーが揃った。

寒風吹きすさぶ大井で、今年最初の女王に輝くのは、果たしてどの馬か?
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