【小倉2歳S】出遅れも関係なし 岩田シュウジが無傷の3連勝!

9月6日(日)、2回小倉12日目11Rで第35回小倉2歳S(G3)(芝1200m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の1番人気・シュウジ(牡2、栗東・橋口弘厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.9(稍重)。

2着には2馬身半差で7番人気・サイモンゼーレ(牡2、栗東・梅田智厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・レッドラウダ(牡2、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。

断然の1番人気に支持されたシュウジは後手を踏む波乱のスタート。ハナを切ったのは最内のオフクヒメ。クリノシャンボール、レッドラウダ、ファビラスヒーローと内枠の馬が先行し、出遅れたシュウジも二の脚を利かせて好位を確保。レッドカーペットとコウエイテンマは並んでちょうど中団から前を見る形でレースを進める。
オフクヒメが軽快に逃げて4コーナーを迎えるが、シュウジが楽な手応えで外めを回って直線入り口では早くも先頭。サイモンゼーレ、レッドラウダ、レッドカーペットが差を詰めようとするが、シュウジがもうひと伸び。最後は岩田騎手がガッツポーズでゴール。
2着は外を回ったサイモンゼーレが入り、キンシャサノキセキ産駒のワンツーフィニッシュ。2世代目で産駒の重賞初勝利となった。

勝ったシュウジはデビューから無傷の3連勝。兄に北九州記念を勝ったツルマルレオンがおり、兄弟で小倉1200mの重賞を制覇。岩田騎手は小倉では初めての重賞勝利で、JRAの競馬場で重賞を勝っていないのは福島競馬場のみとなった。
そして来年2月に定年を迎える宮崎県出身の橋口弘次郎調教師はサンキンハヤテ、コウエイロマンに続くこのレース3勝目。最後の夏の小倉で有終の美を飾った。

馬主は安原浩司氏、生産者は日高町の浜本牧場。馬名の意味由来は「人名より」。

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シュウジ
(牡2、栗東・橋口弘厩舎)
父:キンシャサノキセキ
母:カストリア
母父:Kingmambo
通算成績:3戦3勝
重賞勝利:
15年小倉2歳S(G3)

シュウジ

シュウジ

シュウジ

シュウジ

▲岩田騎手はゲストプレゼンターの天龍源一郎さんとガッチリ握手


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