専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
面白くなる1回中京開催
2017/1/12(木)
どうも!美浦の古川です。
今シーズン一番の寒気がやってきたようで、本日のトレセンは一段と寒くなり、正に冬本番だ。トレセンスケジュールはようやく通常に戻ったが、今週から中京が始まることで追い切る馬は多く、取材にも時間を要してしまった。
さて、今週から始まる中京のポイントを挙げておこう。
この1回中京はたった3週間のみの開催で、関東からも左回りを得意とするサウスポーが狙い澄まして出走してくる。また今年から中央場所とローカル開催で賞金が同額となり、賞金の高い中央に強い馬が揃っていた状況が平均化され、強いサウスポーが勝負かがりで中京にやって来るケースも増えるだろう。
次に1回中京の番組を見ると、3歳未勝利戦と古馬500万戦が多くなっており、調べると半数以上がそれである。そして500万の特別戦は中京だけとなり、また中京の1000万条件は全てが特別戦になる。これらの事で賞金の高い中京に勝負馬が多くなり、馬の仕上がり状態や陣営の力の入れ具合いを見極める事がより重要となる。
「穴ズバッ」読者もこれらの事を知ると、今週から始まる1回中京が楽しくなってきたのではないだろうか?週末の「穴ズバッ」では中京遠征する厩舎の勝負馬を取り上げるので、ご注目あれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。