専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ココが東京開幕週の狙いドコ!
2017/4/20(木)
どうも!美浦の古川です。
今週から2回東京が始まり、本格的な競馬シーズンを迎えることになる。2回東京は12日間の長期開催となり、東京は2,3回連続でタップリ10週20日間の開催となる。その間にはNHKマイルC・ヴィクトリアマイル・オークス・ダービー・安田記念と5週連続のG1も行われ、競馬ファンにとっては楽しみなレースが続く。「穴ズバッ」読者の皆さんも馬券意欲が向上してくると思うので、シッカリと馬券になる穴馬を取り上げていくつもり。
さて、馬には得手不得手のコースがあり、関係者はそれを見極めてより確実に勝ち負けになるところを選んで出走させるもの。東京開幕週には左回りを得意とする馬が挙って出走し、ココを目標にキッチリ仕上げてきた馬も多い。広い東京コースは素質馬が能力を発揮するのに絶好の舞台と言えるが、その中でも狙いドコがある。
東京開幕週での私の狙いは「先行馬」と「大型馬」である。絶好のコンディションとなる芝コースは前に行った馬の脚が止まらないのが当然だが、それは直線の長い東京でも同じ事。スピードのある先行馬を狙い撃つのが得策。さらに小回りが不得手な大型馬などが広々とした東京コースに替わって一変する事もよくあり、そのあたりもチェックが必要。
今週のトレセン取材でも、厩舎関係者から「ウチの馬は器用ではないので、広い東京コースの方が向いている」「痛んだ中山の馬場では走らないから、絶好の馬場状態の東京開幕週を目標に仕上げた」というイイ話をたくさん聞いており、春の東京開催は開幕週からかなり儲かりそうな予感がする!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。