- 4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 4月6日 中山11R ニュージーランドT(G2)
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お宝馬☆ユキノロイヤル(9人気) 3着
2週続けて激走馬を大抜擢!
ブエナビスタのアラ探し?
2009/8/18(火)
ブエナビスタのアラ探し?
2009/8/18
8月15日 土曜 新潟12R 3歳上500万下 カムレーシング 2番人気③着
レース内容は期待したとおりのもの。勝ち馬を全くノーケアだった自分のミス。
8月16日 日曜 小倉10R 北九州記念(GⅢ) クールシャローン 9人気⑦着
しんがり付近から追い込んでくるいつもの競馬で、よく伸びてはいた。ただし、思ったいた以上に馬場の回復が早く、それほど完全に外差しの馬場というわけではなかった。上位3頭はすべて中団より前で競馬していた馬たち。もちろんサンダルフォンもレディルージュも高い評価はしており、タテ目という結果になってしまったが、今回は馬場についての見通しがやや外れたのが響いた気がする。ボックスでも利益が出る人気構成だったので、買い目についてはボックス評価をするべきだったかもしれない。
★【今週へのポイント】
今週は、ブエナビスタの参戦により、夏競馬最大の見せ場となりそうな札幌記念が行われる。 今年の札幌芝は、ロングラン開催を意識して、例年よりも馬場を入念に作っているので、あまりハデな追い込みはこの時期になっても まだ決まっていない。 また札幌記念自体が、マクリ馬の歴史であり、タスカータソルテ、フサイチパンドラ、アドマイヤムーン、ファインモーションなど、小回りで脚の持続力を誇示した経験ある馬が、ここでも同様の戦法で勝ちきっているケースが多い。2,3着でも、マツリダゴッホ、ファストタテヤマなどが、マクリ上げを見せている。
小回りをまくれる力と、単に長い直線で脚を長く使える力とは異なるものだ。小回りをまくるには、加えてコーナーリングの巧みさ、器用さが必要となる。またスタミナもかなり必要となる。他の馬もスピードアップする中で、自分も更に順位を上げていくことが勝利への条件となるからで、このレースで2400m以上のGⅠ連対馬の好走が多いことも、その理由の1つである。
ブエナビスタは、血統面、スタミナ面ではむろん何の問題もない。敵は今の札幌の前が止まりにくい芝、直線の短さと、そしてそんな馬場形状から来るまくり競馬への対応力。桜花賞やオークスで見せたもたつきは、致命傷になる恐れがある。そしてハンデ52キロは確かに有利だが、安藤勝己騎手は馬具抜きで50キロ程度にまで減量することになり。これは大変なことだ。馬には楽な52キロ、騎手には地獄の52キロ。けだし見物の札幌記念である。
★【次回の狙い馬】
土曜札幌12R 5番人気1着 セブンシークイーン⇒スピードを見せ付けた。同日の1600万、ダイワマックワンが勝ったレースよりも0秒5も速い時計での逃げ切り勝ち。走りすぎた反動が気にならないわけではないが、多分次は中1ヶ月か2ヶ月空けてとなるだろう。ならばおそらく大丈夫。昇級でもいきなりやれるが、同型の脚質には注意。
日曜新潟10R 5番人気7着 エーシンドゥベター⇒叩き2走目、前進あるかと思ったが、今回は相手が悪かった。ただ厳しい展開にもかかわらず、終始同じような位置取りを回ってきており、バテてはいない。この流れを経験した強みが次に出れば、現級勝ちがある強みが次に出るはず。元々中央場所の方が合っており、次の阪神こそ変わりそうだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。