- 2月25日 中山11R 中山記念(G2)
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お宝馬☆ドーブネ(10人気) 2着
条件好転の大穴を見抜いた!
- 2月11日 東京11R 共同通信杯(G3)
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お宝馬☆ジャスティンミラノ(4人気) 1着
2週連続で勝ち馬を指名!
乾坤一擲の差し脚
2010/3/28(日)
乾坤一擲の差し脚
2010/3/28
【中京11R 高松宮記念(GⅠ) 芝1200m】
注目馬 ⑮プレミアムボックス(牡7、美浦・上原厩舎、幸騎手)
いかにもという狙いになってしまうが、外差しが見込める日曜の当該コース、さらに千四や、直線に坂のあるコースで差し損ねて僅差負けしている前走といい、いかにも平坦千二がべストという感じの⑮プレミアムボックスを狙う。
シルクロードSは内で詰まってしまって度外視。オーシャンSは前有利な馬場で、しかもまたもや内枠、外に出すのに時間が掛かってしまっていたが、それでもキッチリ追い込んできた。いかにも次走は・・・といった内容。展開不問、自力の瞬発力で伸びてくるタイプなので、ノド鳴りに泣いていた時期を除けば本当に安定している。
アドマイヤベガ産駒は、実は芝千二の中ではこの中京が全ての率で最も高く、コース巧者の血統と言える。またプレミアムボックスの近親にはアリゼオ、ワンモアチャッター、スマートギアなど、底力の要る馬場で強い馬が揃っており、母系のスタミナの下地は十分だ。こうした血が母系にないと、スプリント戦といえどもGIでは勝てない。中京、外枠、荒れ芝と条件揃って、ここは狙いたい。
相手筆頭は、父か母父にサンデーサイレンスが入っている馬の好走傾向を受けて⑪エイシンタイガー。そして阪急杯が千四になってから、そこでの僅差敗北組がやたら好走している傾向を受けて⑬サンカルロ。あとは過去にここで連対している⑥キンシャサノキセキ、⑨ファイングレイン。サンデー直仔の⑱ピサノパテック。そして⑤トウショウカレッジ、⑰ビービーガルダン、内枠は嫌だが③アルティマトゥーレも連下で。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。