水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R サウジアラビアRC(G3)(芝1600m)

◎本命馬
①ロジムーン
牡2、美浦・萩原厩舎、戸崎騎手

いちょうSとして、もっと後の時季に行われていたレースが去年重賞に昇格し、開幕週に繰り上がった。ただ、去年1年だけを見ていうのも早計だが、上位馬を見ると、単なる早熟馬比べとなっていく感。
また、開幕週は馬場を重めに作ってくる近年の傾向にも相まって、昨年はトーセンファントム×トウカイテイオー、マンハッタンカフェ×アカテナンゴ、ダイワメジャー×ウォーエンブレムと、瞬発力寄りではないサンデー系に重い母父という配合が、上位を独占した。

サンデー系の中から、重めの種牡馬を父に持ち、かつ早熟牝系となると①ロジムーンとなる。半兄ムーンリットレイクは、本格化に時間がかかるディープインパクト産駒ながら、そして3歳4月とデビューこそ遅れたものの、デビューから6走までで5勝を挙げていた。
脚質に自在性があり、立ち回りもうまいタイプ。なお雨が降っても土曜の東京は馬場には影響なさそうだが、いずれにせよ高速馬場になりそうもないのも大きな利だ。

$お宝馬
⑧セイウングロリアス

早熟タイプのリーチザクラウン産駒で、母の父がサッカーボーイという渋い配合。古いながら世界的良血のサンサン牝系で、近親にはサクセスストレインやゴールドストレインがいるこちらも早熟タイプ。ちなみにここに出ているサクセスムーンも近親だ。ただこちらは連闘で、手が出なかった。

相手筆頭は③クライムメジャー⑥プレスジャーニー。押さえで⑦ダンビュライト