- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
【サウジアラビアRC】将来より今を
2016/10/7(金)
土曜東京11R サウジアラビアRC(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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①ロジムーン 牡2、美浦・萩原厩舎、戸崎騎手 |
いちょうSとして、もっと後の時季に行われていたレースが去年重賞に昇格し、開幕週に繰り上がった。ただ、去年1年だけを見ていうのも早計だが、上位馬を見ると、単なる早熟馬比べとなっていく感。
また、開幕週は馬場を重めに作ってくる近年の傾向にも相まって、昨年はトーセンファントム×トウカイテイオー、マンハッタンカフェ×アカテナンゴ、ダイワメジャー×ウォーエンブレムと、瞬発力寄りではないサンデー系に重い母父という配合が、上位を独占した。
サンデー系の中から、重めの種牡馬を父に持ち、かつ早熟牝系となると①ロジムーンとなる。半兄ムーンリットレイクは、本格化に時間がかかるディープインパクト産駒ながら、そして3歳4月とデビューこそ遅れたものの、デビューから6走までで5勝を挙げていた。
脚質に自在性があり、立ち回りもうまいタイプ。なお雨が降っても土曜の東京は馬場には影響なさそうだが、いずれにせよ高速馬場になりそうもないのも大きな利だ。
$お宝馬 |
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⑧セイウングロリアス |
早熟タイプのリーチザクラウン産駒で、母の父がサッカーボーイという渋い配合。古いながら世界的良血のサンサン牝系で、近親にはサクセスストレインやゴールドストレインがいるこちらも早熟タイプ。ちなみにここに出ているサクセスムーンも近親だ。ただこちらは連闘で、手が出なかった。
相手筆頭は③クライムメジャー、⑥プレスジャーニー。押さえで⑦ダンビュライト。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。