水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R 秋華賞(G1)(芝2000m)

◎本命馬
⑦ヴィブロス
牝3、栗東・友道厩舎、福永騎手

シンハライトとジュエラーの牝馬2強が桜花賞を終わった時点での勢力図。そこからまず骨折でジュエラーが消えた。オークスの時点では代わりにチェッキーノが台頭。そのチェッキーノも消え、さらにシンハライトも消えた。ジュエラーは復帰したが、前走を見れば激変まではどうか。
ということで混戦ということになるのだろうが、オークスのVTRを見直せば、意外とオークス時点でビッシュがシンハライト、チェッキーノと対等の力を持っていたことがハッキリしているとの思いを強くした。そのビッシュが紫苑Sを完勝・・・・いや、内容的にもハイレベルだった今年の紫苑S、実質の勝ち馬はヴィブロスではなかったか。

中京での500万勝ちも破格の内容だったが、紫苑Sでは出負けした上に3角ではバテて下がってきた馬にモロに接触されて落馬寸前。そこから大外を回らざるを得ず、小回り中山で大きな距離ロスをしながら、直線はグングン伸びた。着差こそ離されたが、万事上手く運んだビッシュに比べれば、何馬身の不利があったことか。実質この2頭に差はないとみる。
全姉ヴィルシーナが、女王ジェンティルドンナを最も苦しめたのが秋華賞。わずかハナ差で涙を呑んだ。それだけに、この配合は京都内回りへの適性が相当高いと考えることもできよう。揉まれても問題なく、輸送してくるビッシュに比べれば地元競馬の利もある。迷わず本命だ。

$お宝馬
①エンジェルフェイス

秋華賞ではキングマンボの系統が活躍しており、2010年1着アパパネ、12年3着アロマティコ、14年3着タガノエトワール、15年3着マキシマムドパリがキングカメハメハ産駒。また13年3着リラコサージュが母父キングマンボ、13年1着メイショウマンボが父の母父がキングマンボ。人気薄での激走も目立っている。今回唯一の該当馬、最内で腹を括って逃げれば面白い。

相手上位は当然⑩ビッシュ⑪フロンテアクイーン③パールコード。押さえで④パーシ―ズベスト⑱キンショーユキヒメ②ジュエラー⑭ミエノサクシード