- 4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 4月6日 中山11R ニュージーランドT(G2)
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お宝馬☆ユキノロイヤル(9人気) 3着
2週続けて激走馬を大抜擢!
【秋華賞】真の強さを備えた馬
2016/10/15(土)
日曜京都11R 秋華賞(G1)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑦ヴィブロス 牝3、栗東・友道厩舎、福永騎手 |
シンハライトとジュエラーの牝馬2強が桜花賞を終わった時点での勢力図。そこからまず骨折でジュエラーが消えた。オークスの時点では代わりにチェッキーノが台頭。そのチェッキーノも消え、さらにシンハライトも消えた。ジュエラーは復帰したが、前走を見れば激変まではどうか。
ということで混戦ということになるのだろうが、オークスのVTRを見直せば、意外とオークス時点でビッシュがシンハライト、チェッキーノと対等の力を持っていたことがハッキリしているとの思いを強くした。そのビッシュが紫苑Sを完勝・・・・いや、内容的にもハイレベルだった今年の紫苑S、実質の勝ち馬はヴィブロスではなかったか。
中京での500万勝ちも破格の内容だったが、紫苑Sでは出負けした上に3角ではバテて下がってきた馬にモロに接触されて落馬寸前。そこから大外を回らざるを得ず、小回り中山で大きな距離ロスをしながら、直線はグングン伸びた。着差こそ離されたが、万事上手く運んだビッシュに比べれば、何馬身の不利があったことか。実質この2頭に差はないとみる。
全姉ヴィルシーナが、女王ジェンティルドンナを最も苦しめたのが秋華賞。わずかハナ差で涙を呑んだ。それだけに、この配合は京都内回りへの適性が相当高いと考えることもできよう。揉まれても問題なく、輸送してくるビッシュに比べれば地元競馬の利もある。迷わず本命だ。
$お宝馬 |
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①エンジェルフェイス |
秋華賞ではキングマンボの系統が活躍しており、2010年1着アパパネ、12年3着アロマティコ、14年3着タガノエトワール、15年3着マキシマムドパリがキングカメハメハ産駒。また13年3着リラコサージュが母父キングマンボ、13年1着メイショウマンボが父の母父がキングマンボ。人気薄での激走も目立っている。今回唯一の該当馬、最内で腹を括って逃げれば面白い。
相手上位は当然⑩ビッシュ、⑪フロンテアクイーン、③パールコード。押さえで④パーシ―ズベスト、⑱キンショーユキヒメ、②ジュエラー、⑭ミエノサクシード。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。