水上学の血統トレジャーハンティング

土曜京都11R 平安S(G3)(ダート1900m)

◎本命馬
⑨グレイトパール
牡4、栗東・中内田厩舎、川田騎手

ダート中距離界に新星出現。⑨グレイトパールは、そんな期待を抱かせてくれるに十分な走りを見せている。目下4連勝中。確かに昇級に連れ着差は小さくなっているが、前走は2着馬には4分の3馬身差も、そこからが9馬身離れた。危なげは全く無く、まだ余裕十分。実績馬の多くが58キロを背負う中、56キロのままというのもプラスだ。レースぶりは自在。枠も問わないし、砂を被っても走れる。

父は万能型キングカメハメハ。母は芝で準オープンに上がった千四巧者フォーチュンワードで、近年は活躍馬が出ていない古いオーハヤブサの牝系だ。芝ではさすがにスピード負け、時代遅れを否めないが、ダートの馬の中に入れば上級の切れとスピードが武器になる。母の父はデヒアで、これまたしぶとさ十分だ。気になる部分があるとすれば、暑さに弱いなどの内面的な弱点があったという場合だけだろう。

$お宝馬
⑤ピオネロ

詰めの甘さはあるが、とにかくレースぶりが堅実だ。1800mよりも1900、2000mといった距離の方がパフォーマンスの内容が高く、暑さにも強い。配合はネオユニヴァースに南米牝系と芝向きだが、これもまたダートに入ればスピードと切れで上位となる。

相手上位は②タガノエスプレッソ⑦アスカノロマン⑯ケイティブレイブ。押さえで⑩ロワジャルダン⑪ロンドンタウン⑮グレンツェント