水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 安田記念(G1)(芝1600m)

◎$本命馬&お宝馬
⑪ブラックスピネル
(牡4、栗東・音無厩舎、松山騎手)
あくまで個人的な印象だが、アタマを取り切りそうな馬が見当たらないレースだ。ならば混戦の間隙を衝ける馬を、複穴として本命兼お宝馬に指名したい。

このレースのステップレースはバラバラで、傾向は見えないものの、比較的コンスタントに掲示板を取っているのは前走マイラーズC組。
血統傾向は、父か母の父ロベルト系優勢が濃くなっている。父ロベルト系が08と09年の1着馬、10年と11年の3着馬、11年2着と12年1着馬、15年1着と16年2着馬。なおこの父ロベルト系は全てリピーターなのは面白い。そして母の父ロベルト系なら08年3着馬。

面白いのは、両方を満たす⑪ブラックスピネルだ。父がロベルト系タニノギムレット、前走マイラーズCもエアスピネルを凌ぐ上がり最速。スロー濃厚の今回だが、そんな展開にも強い。
近親にマリアライト、アロンダイト、リアファル、ダンビュライトらがいる底力溢れる牝系だ。デムーロが乗らないからか、なぜか人気がなさすぎる。音無厩舎(アドミラブル)も松山騎手(アルアイン)も、ダービーで味わった無念をここで晴らしてほしい。

相手上位は⑧エアスピネル⑮イスラボニータ、枠は痛いが⑱ステファノス。個人的にアタマなしとみているヒモ押さえは⑫ビューティーオンリー④アンビシャス⑯ロゴタイプ⑭サトノアラジン⑬ロジチャリス⑰ヤングマンパワー