血統お宝レースはココだ!

人気の盲点を衝く

2009/8/22

札幌9R ポプラS (3歳上1600万下・芝2000m)】
注目馬  ⑮マイネルスターリー(牡4、栗東・加用厩舎、三浦騎手)

手元に3紙新聞があるが、どの新聞でも能力を踏まえたら見くびられたものだ、と思う。藤沢ブランドのクリスタルウイング、クイーンS・3着から驚きの連闘のアメジストリング、連勝中のルールプロスパー、実績馬アクシオン・・・それら人気馬に勝るとも劣らないのがこの⑮マイネルスターリーと見ている。

今回が昇級戦ということで嫌われているようなのだが、そもそもこの馬、1600万下でも上位勢力だったことを忘れてはならない。八坂Sではニホンピロリビエラと同タイム2着、長篠特別ではマストビートゥルー(のちに大阪城S勝ち)とタイム差なしの4着。この時はエーティーボスに先着。さらに飛鳥Sでは、タガノエルシコから0秒1差の4着。この時は、のちにメルボルンTを勝ち、金鯱賞3着となるホワイトピルグリムと同タイムだった。中日新聞杯でも、7着とはいえ、勝ったヤマニンキングリーとは0秒2差にすぎない。 芝ではレベルの低い4歳世代、その辺が僅差とはいえ勝ち切れない理由なのかもしれないが、古馬相手にこれだけやれているからには、条件クラスなら高い評価をしていいだろう。

もともと、使い込むと良くないタイプ。武庫川Sでの大敗は、出負けに加えてその辺が要因だろう。叩き2走目は、過去2回馬券対象から外れていない。 血統的には、叔母がワコーチカコで従兄がダンツジャッジ。いかにも平坦洋芝の二千で走りそうな背景だ。おまけに5代母はオークス、有馬記念を勝ったスターロッチという、在来の名牝系でもある。

相手には先述の⑧アクシオン⑪アメジストリング、そして⑯ダブルヒーロー②タガノヴァレオ、51キロが怖い⑩アイアムネオ。前走内容があまり良くない⑤クリスタルウイングは押さえとした。