- 2月25日 中山11R 中山記念(G2)
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お宝馬☆ドーブネ(10人気) 2着
条件好転の大穴を見抜いた!
- 2月11日 東京11R 共同通信杯(G3)
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お宝馬☆ジャスティンミラノ(4人気) 1着
2週連続で勝ち馬を指名!
スペシャルウィークとファンタジーS
2009/11/3(火)
スペシャルウィークとファンタジーS
2009/11/3
10月31日土曜 東京11R ブラジルC フリートアドミラル 7番人気⑬着
エーシンモアオバーが速い流れで逃げて、追いかけてきた馬をみな潰して逃げ切り勝ち。2番手から前を追ったこの馬が一番厳しい展開に泣いたが、エーシンが強すぎたとも言える。この能力を見抜けなかったことが敗因。この距離でここまで強いとは思わなかった。反省。
11月1日日曜 東京11R 天皇賞・秋(GⅠ) シンゲン 2番人気⑤着
スローになるとは思ったが想像以上のスローになり、瞬発力の乏しいこの馬にはキツイ流れになってしまった。もう少し前から粘り込むような競馬をしていたらどうなっていたか・・・。切れ比べにならないようなレースが今後の好走条件だろう。
★【今週へのポイント】
今週の京都日曜のメイン、ファンタジーSは、阪神JFへ向けての重要なレース。登録馬を見渡すと、スペシャルウィーク産駒が目立つ。有力馬と目されるラナンキュラスとステラリード(函館2歳S勝ち馬)、グレナディーンにタガノエリザベートの4頭を数えている。
今年の2歳世代は、05年のシーザリオ、インティライミといったスペシャルウィーク産駒の活躍を見て06年春に配合された世代にあたるために、配合相手の質が揃っているのだ。
ある年に固まって活躍馬を出した種牡馬が、4年後にまた活躍馬を出すというケースはよくあるもの。その意味では、今年の2歳世代ではスペシャルウィーク産駒に注目ということは言えるだろう。(とかいって今年の3歳世代ではブエナビスタにリーチザクラウンも出ていて、何も今年に限ったことではないのだが・笑)
スペシャルウィーク産駒には、共通した特徴がある。それはまず例外なく、関西馬しか出世しないこと。とにかく美浦の水が合わない産駒が多い。またダートでの成績も良いが、1000万を超えると頭打ちになるということ。未勝利や500万までの勝ちあがりがほとんど。
ファンタジーSに関して言えば、1400mという舞台は一定ラップで走りぬける能力、ダート適性が問われる。その意味で、母方がザフォニック×サドラーズウェルズというステラリードよりは、ブライアンズタイム×ストームキャットというラナンキュラスの方が、向いているということは言えると思う。
★【次回の狙い馬】
土曜東京3R 1着 アパパネ ⇒時計は水準級だが、ゴールへ近づくほど加速し、先頭に立って突き放してからは楽走させていた。余裕の完勝。母が短距離馬なので距離はマイルがベスト。次走赤松賞なら昇級即勝ち負けだろう。
日曜東京4R 5着 セレスマジェスティ ⇒内で脚をタメ、直線半ばで弾けかけたが、ゴール前は止まった。血統的にも今回のマイルよりは千四千二が良いはず。次走距離短縮なら。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。