血統お宝レースはココだ!

こちらが真のGⅠ級レース

2009/11/7

東京11R 武蔵野S(GⅢ) ダ1600m】
注目馬  ⑪マチカネニホンバレ(牡4、美浦・藤沢和厩舎、北村宏騎手)

メンバー的にはJBCクラシックを上回る。JBCの出走馬選出方法に落ち度があるから、今年はこれだけのメンバーが揃って、広い東京のマイルという素晴らしい舞台で実質GⅠに匹敵するメンバーのレースを見られる・・・という皮肉な現象。ここを勝った馬が、JCダートへの最短距離に立つことは間違いない。

粒が揃った分人気は割れそうだ。だから人気馬を指名することにも意味があるだろう。⑪マチカネニホンバレは、産駒が東京マイルで4割近い複勝率を叩き出しているシンボリクリスエス、そして母父がデピュティミニスター(フレンチデピュティの父、カネヒキリの母父)という超王道ダート中距離配合。GⅠに間違いなく手が届く血統である。

マリーンSを超高速レコードで快勝した後、続くしらかばSでは、騎手によれば「馬がボケッとして、まるで反応しなかった。レコードの反動だろう」とのことで惨敗。これが一過性の反動であったことは、エルムSでネイキッドを差し返したことからも明らか。しかもこのレースはスローで流れたため、今回は反動も少ない。稽古もビッシリ積まれており、態勢も万全。3歳馬に目が行きがちだが、エルムSでトランセンドを倒したことを考えると、スーニを物差しにすればテスタマッタやシルクメビウスより上、また破った顔ぶれを見れば、ワンダーアキュートより上という考えも成り立つ。

相手筆頭は⑮トランセンド。レパードSの反動が前走の敗因だとしたら、まともならマチカネと互角の力を持っているとも言える。
3番手は⑤ワンダーアキュート。父ストームキャット系はスタート地点が芝のダートコースに強い。以下、59キロを嫌ってここまで評価を下げた⑫サクセスブロッケン、⑭テスタマッタ、⑧ネイキッド