水上学の血統トレジャーハンティング

土曜京都11R 京都金杯(G3)(芝外1600m)

◎本命馬
⑤シェルビー
牡6、栗東・笹田厩舎、武豊騎手

皆さま明けましておめでとうございます。本年も当連載をよろしくお願い致します。

中山金杯はメガ盛り新聞で扱うので、こちらでは京都金杯を取り上げる。幸い、雪の影響もほとんどない芝で行えそうだ。

このレースは、とにかく内枠有利が際立つ傾向がある。コース替わりとなるので当たり前と言えば当たり前なのだが、それにしても極端で、過去6年の連対枠はすべて4枠以内、3着も3年前を除き5枠以内となっている。

見渡せば、人気を集めそうな馬が内目の枠に多く入っており、順当な決着となりそうだが、軸馬としたのは⑤シェルビーだ。1年前の新春Sでは、のちにマイルCS僅差2着となるフィエロとクビ差の2着。能力の元値は高い。休みがちで出世が遅れているが、ようやく使い込めるようになってきた。サクラバクシンオー産駒は意外とマイルでの回収率は良く、開幕週の芝も向いている。

$お宝馬
②マイネルメリエンダ

そのシェルビーと前走で僅差に入ってきたのがこの馬。安定度が高く、場を選ばない器用さがある。近親には歴史的マイラー・ニホンピロウイナーを持つという古い牝系だが、その分しぶとさはあるし、イスラボニータとは新潟2歳S、いちょうSと共に0秒5以内の競馬をしていたこともある。

他には、内がいいとはいえ出遅れ癖の馬に最内はキツイが、目下の当該コースでのディープインパクト連勝傾向を踏まえると当然①エキストラエンド(昨年の覇者)、⑦フルーキー⑧グランデッツァ③ショウナンワダチ、大外は痛恨だが⑱ミッキーラブソング