2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
2週連続V!!
2022/7/22(金)
高田潤です!!
先々週に引き続き、先週もジャンプオープン戦で勝利することができました(^^)
勝ってくれたジンゴイストは、この暑さの中ではありますが、本当に状態が良く、中間の調教でも抜群の動きを見せてくれていましたので、自信を持ってレースに臨むことができました!!
ただ、一番人気に推されていた、今勢いのある小牧加矢太ジョッキー騎乗の馬は、実績上位に加え斤量も3kg軽かったので、なかなか交わすことができませんでした…
ジンゴイストが最後まで集中力を切らさず、一生懸命追いかけてくれたことで、なんとかゴール前で捉えることができました。
ジャンプレースにおいて、▲-3㎏は本当に効きます…
3着以下が大差だったことからも効果がわかると思います。
そんな中で勝ってくれたジンゴイストと陣営には感謝しかありません。。(T-T)
この勝利で賞金も加算できましたので、また大きいところも狙っていければと思います。
今週の火曜日は美浦トレーニングセンターで、
7/30の新潟ジャンプステークス(J•G3)でコンビを組ませていただく『ザメイダン』の調教にまたがらせてもらいました!!
非常にバネのある飛越とフットワークで、高い能力を感じました!!
ザメイダンの主戦の上野翔ジョッキーが鎖骨プレートの除去手術で療養中ということで、今回は代打で騎乗させていただきます!!
せっかくいただいチャンスですので、いいレースが出来るように全力で集中していきたいと思います!!
過去に一度だけ美浦トレセンで騎乗したことはありますが、今回は初めて坂路にも乗りました。
乗って感じたこと、、、
地下道や坂路がとにかく広いです。
栗東の倍くらい広いです。いや、倍以上かもしれないです。。
栗東より環境が良く、角馬場もコースも本当に乗りやすいと感じました。
東の美浦と西の栗東を比べたときに、ここ何年もJRAでは西高東低と言われていますが、その原因がトレセンの施設では無いことだけは、はっきりと言い切れます。むしろ美浦トレセンの方が断然乗りやすいです。
一度や二度乗っただけでは、美浦ではどういった調教をしているかまでは把握できませんが、良い環境だと言うことは間違いないです。
ですので、美浦にはオジュウチョウサンという怪物はいますが、ジャンプレースも含め関西馬が強いというのは、他に原因があると思います。
これについては自分の勉強にもなりますので、また機会があれば美浦トレセンにも乗りに来たいと思います(^^)
今週は火曜日美浦、水曜日からは小倉で調教に騎乗していて、土曜日は小倉でレース、日曜日は福島でレースがありますので大移動ですが、今週もいいレースが出来ればと思います!!
またコロナが猛威をふるっておりますので、皆さん、暑さもそうですが感染予防にもくれぐれも気をつけて下さい!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。