2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
ボクシング世界戦
2022/11/11(金)
高田潤です!!
先週は1つ勝ち鞍を伸ばすことが出来ました!!
1着でゴールしてくれたエクスパートランと陣営の皆さんに感謝感謝です(T-T)
しかし、2日間のスクーリングを行なったグレートバローズは結果を出すことが出来ませんでした…
本当に競馬は難しいです。。
能力が高いと思っている馬がなぜ勝てないのか…
敗因が本当に見つけられないことがあります…
こんなとき本当に馬に喋って欲しいと思ってしまいます。。
『どうしてなんだ…何がダメなんだよ…』って心の底から聞きたいです(;_;)
それでも競馬はずっと続いていきますので、立ち止まってはいられないんですよね。
先日、交流のあるボクシングWBAライトフライ級チャンピオンの京口紘人くんの王座統一戦が行われました。
僕は家のテレビで祈りながら試合に釘づけになって応援していました。
しかし、、、
ここまで無敗だった紘人くんですが、この試合で敗れてしまい、プロになってから初めての黒星がつくと同時にベルトも手離すこととなりました。
同じアスリートですが、ボクシングと競馬では全くジャンルが違いますので、紘人くんの気持ちはわからず、試合後なんと声をかけていいのか言葉が見つかりませんでした…(>_<)
それでも試合後に、僕なりの気持ちを伝えました。
《ボクシングの世界戦と比べれば規模こそ違いますが、自分も同じ勝負の世界で、大きなレースで結果が出せずに落ち込んで悩んだ時期もありました。 なかなか気持ちを切り替えることが出来ないこともありました。。
でも、人に感動を与えることが出来るのは、人一倍頑張って努力してきた人間だけだと思っています。
これからも変わらず全力で応援していますし、再び立ち上がって向かっていく姿をファンのみならず、たくさんの人が待っていると思います!! 感動をありがとうございました!!》
といったことを伝えました。
僕は今回のこの試合で全力で戦う紘人くんの姿をみて本当に感動したし、めちゃくちゃ刺激も受けました。
どの競技でもどんなジャンルであれ、人が頑張る一生懸命な姿というのは、見る人に感動を与えます。
僕ももう一度、気を引き締めて直して、一生懸命レースに取り組んでいこうと思いました!!
これからも魅せるレース!!を心がけて、がむしゃらにいきたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。