
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
今週は新潟と中京での騎乗です
2022/5/27(金)

今週は土曜が新潟になります。5Rのマテンロウサニーは攻め馬の雰囲気でいえば、この成績も不思議なもの。あまり道悪が残るとどうかですが、キッカケが掴めれば。
荒川峡特別のヒルノアントラは雨が残る方がむしろ歓迎。ここ最近は安定してくれていますが、気を抜く面があるので勝負所で後方からつつかれるような形になればベストですね。
日曜のキージュピターは前走で2着。引き続き依頼をいただきましたが、とにかくすぐにやめようとするので人が馬に負けないようビッシリ乗らないといけません。
乗ったことはありませんが、8Rのムーンライトという馬は映像を見る限り、もっと走れそうな印象を受けました。今の時季の2勝クラスですし、チャンスはあると思って一発を狙いたいですね。
次週は中京で騎乗して、その後は北海道に向かいます。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。