研究員タカギ「週末注目の新馬情報」

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さあ新馬戦は今週が最後となります。関東の芝の新馬戦は先週で終了したので、土曜阪神で行われる芝1800には関東からも5騎も参戦して激戦が予想されます。血統的にも注目すべき馬が揃って楽しみな一戦となりそうです。


3/17 1回阪神7日目5R 3歳新馬(芝1800m)
ナショナルホリデー・安部幸夫騎手【牝3 美浦・田村厩舎 】

父ダンスインザダーク、母ナショナルフラッグ(ディクタス)

インターフラッグ、マルカコマチを兄姉に持つ良血馬。一度入厩してゲート試験に合格した後、「先々を考えてゆっくり仕上げたい」という師の方針でいったん放牧に出されていました。再入厩後は順調に乗り込まれウッドコースで好時計をマーク。態勢は先週の時点で整っていましたが、除外で1週延び、仕切り直しの一戦となりました。「牝馬でもカイバ食いが良くてどっしりしています。距離があると良さそうですね」と師の期待も大きい。490kg前後の大型牝馬で将来性十分。


3/18 1回阪神8日目6R 3歳新馬(ダ1400m)
アドマイヤビアン・武豊騎手【牝3 栗東・橋田厩舎 】

父アドマイヤコジーン、母アドマイヤラピス(Be My Guest)

最後の注目馬は、名門“アドマイヤ”軍団から。母父を手がけた厩舎ゆかりの血統で、アドマイヤフジの半弟にあたります。1週前の7日には芝コースで追い切られ、今週は14日に坂路で54.2-14.2をマークし、順調な調整をこなしてきました。橋田師も「フジよりも100kgくらい軽くて小柄な牝馬。敏感な面はあるけど、調教でもしぶとくバテないタイプ」と、実戦向きであることをアピール。母父の適性を考えると、芝のほうが良さそうではありますが、仕上がり早のタイプだけに短距離ダートならあっさり通過してしまいそうです。鞍上は武豊騎手。