川崎ダート2100m

出走馬&展望

ペイシャエス
前走の名古屋グランプリは新・名古屋競馬場の2100mに対応し1着。器用な馬でコースを問わない点は魅力的。JBCクラシックではテーオーケインズに力の差を見せつけられる形での敗戦となったものの、今回の舞台は器用さが問われる川崎。左回りとの相性も良く、この枠なら器用さを存分に生かせるだろう。勝つには展開の助けも必要となりそうだが、一発を狙って本命としたい。

テーオーケインズ
1番人気に推されたチャンピオンズCに敗れたものの、内目有利のコースで外枠から外を回ったロス、そしてJBCクラシックから中1カ月だった影響が大きそう。夏の帝王賞も叩き2戦目で4着だった。今回は少し間隔を開けてきたことがプラスに出そう。川崎への対応は鍵だが、太目が残らなければ上位争いできる。

ウシュバテソーロ
現在3連勝中と勢いに乗る。前走東京大賞典を圧巻の末脚で制したように、破壊力ある末脚の性能は間違いなくメンバー随一。問題は今回川崎コースであること。小回り自体は脚質の割に器用にこなすが、川崎の2100mは中盤緩んで、直線が短い。テリオスベルが早めにマクり、前の馬が止まる展開が欲しい。

ニューモニュメント
昨年1年間で7走し、全て3着以内と安定感を見せている1頭。強烈な決め手を武器に、前走のポルックスSも1頭だけ違う脚色を見せて差し切った。小回りも問題なくこなす器用な馬で、川崎コースに対する不安はない。相手なりに走れるタイプ。一気のメンバー強化でも通用していい。

エルデュクラージュ
昨年の川崎記念2着馬。以降なかなか勝ち切れないレースが続いていたが、前走この舞台の報知オールスターCで久々の勝利を挙げた。冬場は合うタイプで状態も上がってきたが、昨年の川崎記念は内枠からインを立ち回れた影響も大きい。今年は外枠。昨年以上の結果は厳しいのではないか。