一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
中山金杯はコスモカレンドゥラに騎乗
2023/1/3(火)
明けましておめでとうございます。2023年も柴田大知をよろしくお願いいたします。昨年は病気のお休みからリズムを崩してしまったところがあったので、まずは一年を通して怪我なく元気に乗り続けたいと思っています。そして、勝ち鞍に関しては確実に20勝を達成したい。好きな中山開催から始まるので、近いところでは4日間のうちに両目を開けてしまいたいところです。
新年初日となる木曜は中山で2鞍に騎乗します。中山金杯のコスモカレンドゥラは昨年同レース(17着)以来の騎乗。この中間は跨っていないのですが、ブリンカーを着けて臨むことに。3走前の中京戦がとても強かったので、ハンデ戦と相まって集中力さえ増せば引けを取らない力があると思っています。2Rのインテンスシチーの初戦は体に余裕を残しつつも内容ある4着。この馬も調教には跨っていませんが、あの感じであれば上積みを計算できるところ。時計を短縮しての一歩前進に期待しています。
例年は3日間開催を終えてから行くことが多かったのですが、今年は初日を前にして日立市の御岩神社へ初詣に行ってきました。初詣としては初めての参拝ですがパワースポットとして有名で、凄く丁寧にご祈祷もやって下さって有難かったです。そんなご利益にあずかって、冒頭の抱負をしっかり守りたいと思います。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。