2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
祝‼︎リオ五輪出場決定☆福島大輔選手☆
2016/6/10(金)
なんだかんだで一応障害レースリーディングの高田潤です…(;^_^A
先日ニホンピロバロンが重賞を勝利し4連勝を決めてくれて今年の僕を助けてくれていますが、
本来なら、僕自身今ごろはジャンプリーディングのトップを爆走している予定だったので、自分の中ではまだまだ思うような成績が出せていないと思っています。。
障害レースの難しさをつくづく痛感しています。。(>_<)!!
一頭の競走馬が障害レースに出走するにあたって、まずは障害練習を積んで障害試験に合格しなければなりません。
そのため、日々たくさんの馬にまたがり、障害練習をするわけなんですが、
今まで平地で走っていた馬に障害を教えることは、なかなか容易なことではありません…
馬は一頭一頭性格も違うし、走り方やクセも全く違います。
ですので、マニュアルがないというか、その馬その馬に合わせて調教をしていかなければなりません。
それが本当に難しくて、「なんでこの馬はちゃんと飛んでくれないのか?」「なんでこの馬は言うことをきいてくれないのか?」と、何度も壁にぶち当ってしまいます(>人<;)
そういうときはいつも、僕が乗馬を教わっている障害馬術の福島大輔選手に相談をします(;^_^A
今はドイツに拠点を置き、国際大会で世界を相手に戦っている福島さんは、優れた技術に加え、本当にたくさんの経験や知識を持っていますので、話を聞いているだけでも本当に勉強になります!!
最近でいえば、エイコーンパスやニホンピロバロンなんかも、福島さんにいろいろと相談し教わりながらつくってきた馬です。
そんな僕の乗馬の師匠の福島さんですが、
なんと!!
先日発表されたリオ五輪の障害馬術の日本代表選手に見事選出されました( ´ ▽ ` )ノ
日本にこれだけ乗馬の選手がいる中で、日本から4人しか行けない五輪メンバーに選ばれることは、本当に本当に凄いことですよね(>人<;)!!
そんな凄い選手に教えていただいている僕は本当に光栄です(T_T)!!
ですがやっぱり、そんな凄い人に教わっているならもっともっと結果を出さなければいけないし、結果が出なければ恥ずかしいと思わなければいけません。
恐らく福島さんはこれまでも血の滲む様な努力とトレーニングを積んでこられたと思いますが、これからもリオ五輪そして4年後の東京五輪に向けて気の休まることがない毎日を過ごしていると思います。
ですので当然、僕もそれに恥じない様な成績を残さなければいけないと思っています!!
今年一年が終わるときには「さすが潤だな!頑張ったな!!」と福島さんに言ってもらえるように努力します( ̄^ ̄)ゞ
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。