2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
医療チームの皆様に感謝。
2022/12/16(金)
高田潤です!!
コロナ禍の影響で混んでいた手術の順番がようやくまわってきまして、 今週月曜日に無事、第二頸椎をボルト🔩で止める手術をしていただきました!!
落馬してから10日間、頭にネジをつけて首を固定するハローベスト(前回コラム参照)をつけたまま過ごしまして、口もそんなに開けられず、飲み込むことも困難で、痛みと苦しさで本当に辛かったです…
体重もなんと!!
事故のあったレースの日に53㎏あった体重は、手術当時には48㎏になっていました…
ただでさえ普段から節制していて、本来ならこれ以上落ちるはずのない体重から、
何と!点滴も24時間バンバン入れているにもかかわらず、10日で5㎏も落ちてしまいました…
それだけで、どれほど苦痛だったか、わかっていただけるかと思います。。
それでもあと数ミリずれていれば本当に危ない状態でしたので、無事に手術が終わって本当に良かったです。
そう考えると、
落馬し頭から馬場に叩きつけられ全く動けなくなった状態から、
頭を動かさずにしっかりと確実な手順で、僕を担架に載せて慎重に運んで下さった救助チームの皆様、そして救護所から病院まで慎重に運んで下さった救急の皆様、そして搬送されてきた僕に完璧なオペを施してくださったドクターならびに医療チームの皆様には本当に感謝しかありません。。
本来なら、うしろから(首側)プレート固定をするところを、僕の場合はジョッキー復帰を見据えて首の可動域が落ちないように、まえから(喉側)たった一本のボルトで止めていただきました!!
まだ全治については経過を見ながらということになりますが、せっかく良い手術をしていただきましたので、しっかりと治して復帰に向けていきたいと思います!!
まだ時間はかかりますので、時間を無駄にせずこの機にいろいろなことを発信していければと思います!!
来週は中山大障害と有馬記念もありますので、その前にLIVE配信でも出来ればと考えています!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。