2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
若手騎手はもっとプロ意識を持て!!
2023/5/5(金)
高田潤です!!
入院中のリハビリ施設がゴールデンウィークで閉まりますので、現在滋賀に一時帰宅しております(^^)
とはいえ、ゴールデンウィークといってもどこかへ出かけるわけではありませんので家でゆっくりするだけですが、やっぱり家はいいですね(^^) 落ち着きます。
いまは本当に過ごしやすい気候で、ずっと病室にいた僕からすれば外の空気を吸うだけでも気持ちがいいです♪
とりあえず今は早く馬に乗りたいですね(^^;;
ジョッキー目線から言っても、極寒の真冬や灼熱の真夏と比べると今の気候は本当に乗っていて気持ちがいいです(^^)
皆さんもこの連休でいろいろなところへ出かけられていると思いますが、日頃の疲れやストレスを思う存分に発散して欲しいと思います!!もちろん競馬場へ来てもらえることが一番嬉しいです(o^^o)
現在このコラムを書いてるリアルタイムで、たった今、石川県での大地震のニュース速報が入ってきました…
震源地近隣の皆様、大丈夫でしょうか??
こういうニュースは本当に心配です。。
僕は専門家では無いので詳しいことは分かりませんが、今まで大きな地震が起きるときは、一回目に余震が来て、その数日後に本震がくる。ということがよくありますので、震源地近隣の方々は、数日間はできるだけ避難していただきたいと思います。
今週はJRA騎手における非常に情けないニュースがありました。
若手騎手6名が競馬場内のジョッキールームにスマホを持ち込んでいたという事案で、JRAの方から発表がありました…
会見でJRAの審判部からは「管理が足りなかった部分はあります。調整ルームの管理を厳しくする。持ち出しをさせない。巡回も含めて監視体制を強化することで進めていきたい」
との話がありました。
そもそも、プロのジョッキーになった以上、こんなことは当たり前のことで、管理を厳しくとか監視体制の強化とか以前の問題です。
管理されなければ出来ないことなのか??
こんなことをJRAに言わせてしまうこと自体が本当に恥ずかしく情けないことです。
騎手会の中でも年に数回は総会を開いて、何度も何度もこういった公正確保の徹底を口をすっぱくして確認はしておりますが、それでもこのような事案が起こるということは本当に情けないです。
もっとプロ意識を持って欲しいです。
競馬はお客様の安心と信頼があって成り立つものです。競馬の長い歴史の中でJRAが一番力を入れて徹底して来た部分でもありますので、JRAの騎手である以上、騎手は責任感と高い意識をもって行動しなければなりません。
今回は30日の騎乗停止という制裁ではありますが、僕はもっと厳しいジャッジでも良かったのではないかとも思います。
今回、違反を起こしたジョッキーは、しょうもない言い訳などせずに、しっかり反省して強いプロ意識をもって、これからどんどん出てくる新人ジョッキーのお手本になるような行動をして欲しいです。
今回のことで競馬を楽しんでいただいている皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思います。本当にすみませんでした。
騎手会としても今後このようなことが起こらないようにしっかりと話し合って再確認し、意識を高めていきたいと思います。
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。