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騎手コラム

ホースマンデイズ-大下 智騎手

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ヒッチハイク

2017/11/16(木) 10:34

『ヒッチハイク』

(短評)
2週間ほど休みまして、少し前に調教に復帰いたしまして、絶賛筋肉痛の者です。
療養中はやることもなく、ひたすら寝るかテレビ、DVDのオンパレードで朝、晩、逆転生活をしておりましたのでいまだに太陽がまぶしくて生活リズムにまだ気持ちと体力が追いついておりません。
まだ体も痛みが完全ではないんでね、じいさん、ばあさんと汗を流しながらリハビリに通っております。

そんななか先日、鼻歌うたいながら車運転してましたら、信号待ちでこちらを捨て犬のような目で見てくる男二人組がいまして、おいーっそんな目でこっち見るなよーなんて2度見したところ手に『東京行き』って書いた紙持ってるじゃないですか!?
しょーがないので根暗、人見知りの私も情に負けて、オーストラリアの税関ばりに危ないモノ持ってないか、壁に手をつかせて、全身、更にはパンツからア○ルまですべて検査して乗せてあげました。
どーやら、京産大のボランティアサークルに入ってる二人のようで、ボランティアイベントで東京に行くんだとかで、ヒッチハイクも人生初で、更に乗せてもらったのも初のようで、一回りも違う二人の若者のヒッチハイク童貞を私が奪ったことになっちゃいました。
しかもヒッチハイクをはじめて15分くらいで私が止まったみたいで、何か私が尻の軽い奴みたいで、今となれば、もう少し苦労させた方が良かったのか?と思ったりもしましたが、ボランティアサークルに入るくらい、自分の事以外に優しくなれる奴ら二人の人生の第1歩に少しでも手助けできたと思えば乗せてあげて良かったし、私にとってもいい経験になりました。
京都から草津サービスエリアと近い距離だったんですが、車中ずっと私を神のように崇めてました。
最後は、無事に東京まで行けるように握手して別れました。

(追伸)
けんた、かずき、ちゃんと東京に着いたかー?
別れ際にあげた温かいお茶の温もりを忘れるんじゃないぜ!


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