サンカルロ&アーバニティ&フィフスペトル
2011/9/24(土)
サンカルロ&アーバニティ&フィフスペトル
~高松宮記念は2着!戴冠まで、あとひと押し~
-:スプリンターズステークスに出走を予定しているサンカルロについて、大久保洋吉調教師に伺います。よろしくお願いします。前走はセントウルステークスに出走して4着でした。レースを振り返っていただけますか?
大:春の安田記念以来でレース間隔が開いていましたし、本番を見据えた調整でしたけど、思ったよりも良い仕上がりでした。スタートは良い感じで出ましたけど、久し振りの1200で速い流れに戸惑ったのか、位置取りが後ろになりましたね。それでも直線では良い脚を使っていましたし、本番に向けて内容は悪くなかったと思います。
-:その後、中間の様子はいかがですか?
大:美浦に戻ってきてからも変わりなく順調ですよ。季節的にも過ごしやすくなって来ていますし、良い感じで本番を迎えられると思います。
-:今週水曜日(9/21)の1週前追い切りは、吉田豊騎手が騎乗して坂路コースで行われました。
大:馬なりで悪くない動きでしたけど、ちょっと予定していたよりも上がりがかかりましたね。馬の状態を見てからになりますけど、特に問題がなければ、来週は併せ馬でやろうと考えています。
-:春の高松宮記念は2着でしたし、今回も期待しています。
大:なかなか簡単にはいきませんけどね(笑)。前哨戦を使って体調面の上積みもあるだろうし、レースでも上手く馬込みを捌いて、終い勝負の競馬になれば差はないと思いますよ。
-:レースを楽しみにしています。お忙しい中、ありがとうございました。
~7歳馬ながら馬はフレッシュ!良馬場なら一発も~
-:スプリンターズステークスに出走を予定しているアーバニティについて、古賀慎明調教師に伺います。よろしくお願いします。
古:よろしくお願いします。
-:前走、予定していた朱鷺ステークスは疝痛で取り消しとなってしまいました。
古:そうですね、取り消しは残念でしたけど、早期発見が出来たのでダメージも最小限に抑えられましたし、翌週の木曜日にはもう角馬場に出て調整出来ました。
-:その後、中間の様子はいかがですか?
古:順調に来ていますよ。「何とかスプリンターズステークスを使いたい」と、無理やりレースに合わせるわけではなく、馬の体調に合わせてG1を使えるというところまで立ち直ってくれました。先週の日曜日(9/18)も5ハロンから行っていますし、順調に乗り込んでいます。
-:今週水曜日(9/21)の1週前追い切りは、北村宏司騎手が騎乗してウッドチップコースで行われました。
古:夜からずっと雨が降っていて、馬場状態は良くなかったですけど、朝一番の、馬場が良いときに入ったので大きな影響はありませんでした。いつも通り、5ハロンからの単走でしたけど、重くて時計のかかる馬場だった割りには、良い時計だったと思います。
-:1週前追い切りなのでビッシリとやっておきたい、というお気持ちもあったんですか?
古:いえ、そういうことはありません。この馬はいつも一生懸命走ってくれますし、いつもこのくらいの時計で走ってくれるので、1週前だからといって、特に強い調教をしようというわけではありません。やればいくらでも走れる馬なので、いつも通りの調教が出来れば十分です。
-:良い形でレースに向かえそうですね。
古:そうですね、一頓挫あった後ですし、しかも今回はG1という、ローテーション的には大変なところもありますけど、逆にそれが良い刺激になって、馬の力がジャンプアップしてくれればと思います。
-:7歳ですけれども、調教でも動きますし、元気がありますね。
古:骨折で休んでいた期間もありますし、中央に戻って来てからも休みを挟みながら使って来ているので、馬はまだまだ元気ですね。前2走は、それを逃げ道にはしたくないですけど、道悪の影響もあったようですし、条件が整えばG1でもやれる力はあると思います。
-:実際、今年の高松宮記念では3着でしたからね。
古:そうですね、その3着が効いたと思いますけど、今回のレーティングも111という高い評価をしてもらっているので、それに恥じないような競馬をしたいですね。
-:楽しみにしています。今日はありがとうございました。
~3年振りの重賞制覇!久々のスプリント戦でも~
-:スプリンターズステークスに出走を予定しているフィフスペトルについて、加藤征弘調教師に伺います。前走の京成杯オータムハンデ優勝、おめでとうございました。
加:ありがとうございました。
-:フィフスペトルにとっては函館2歳ステークス以来、3年振りの重賞制覇ですね。
加:大きな骨折を経験した馬だけに、このタイトルは嬉しいですよね。牧場の方や育成に携わった方たちが丁寧に仕上げてくれたおかげですよ。
-:レース後の様子はどのような感じでした?
加:特にどこが気になるというところもなく、至って順調ですよ。何の不安もないということで、スプリンターズステークスに向かうことにしました。
-:中間の様子はいかがですか?
加:ウチの厩舎のスタイル通り、先週はプールで調整をしました。これも予定通りですね。
-:今週木曜日(9/22)の1週前追い切りは、ウッドチップコースで行われました。
加:もう15-15ぐらいをサーッとやった程度ですよ。来週の最終追い切りの指標ということですね。今回の感じや馬の状態を踏まえながら、来週のメニューを決めていきます。
-:なるほど。今回は距離が1200になります。マイル戦を中心に使われてきましたけれども、この距離短縮に関してはいかがでしょうか?
加:1200でも1200の競馬ではなく、1600の競馬をするつもりですから、距離短縮は大丈夫でしょう。ノリちゃん(横山典弘騎手)ですし、心配していません。
-:前走に続いての活躍を期待しています。今日はありがとうございました。
加:ありがとうございました。
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■最近の主な重賞勝利 |
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96年阪神ジュベナイルF、97年オークス・秋華賞、98・99年エリザベス女王杯とG1タイトルを5つ制覇した名牝メジロドーベルをはじめ、多くの名馬を送り出してきた関東の名門。11年スプリンターズSに管理馬サンカルロが出走を予定。厩舎にとって04年阪神ジュベナイルF以来のG1勝ちを狙う。 |
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■最近の主な重賞勝利 |
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02年の開業後、毎年二桁勝利をあげる活躍を見せる。年間30勝を超える年も多く、リーディング上位の常連である。11年スプリンターズステークスに、京成杯オータムハンデを制したフィフスペトルを送り込み、厩舎初となるJRAのG1タイトルを狙う。 |
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■最近の主な重賞勝利 |
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02年の開業後、毎年二桁勝利をあげる活躍を見せる。年間30勝を超える年も多く、リーディング上位の常連である。11年スプリンターズステークスに、京成杯オータムハンデを制したフィフスペトルを送り込み、厩舎初となるJRAのG1タイトルを狙う。 |