皆様、こんにちは!広島カープが、25年ぶりの優勝に沸いた週となり、カープ党の皆様にとっては、最高の週になったのではないでしょうか?そんな中、パラリンピックでは馬術に同じ栗東で働いていた宮路満英さんが出場しました。息子の全史とは森厩舎時代に共に働いた「ミヤジイ」が、病気後、何度か姿を見かけていましたが、再度、馬にかかわり、そして日本代表に選ばれたと聞いた時は、本当に嬉しかったです。今回の挑戦は、本当に感動させられます。諦めなければ違う道が見えてくる。そういうメッセージをもらった気がしました。

では、競馬の話に参りましょう。まずは、フランスで行われたニエル賞で日本ダービー馬マカヒキが落鉄をしながらも、見事な勝利を収めました。今回は色々なメンバーが辞退し、最終的には5頭でのレースとなりましたね。ペースはフランス特有のゆったりとしたペースから、直線に入ってのヨーイドンの競馬となりましたが、見事な勝利だったと思います。しかし、楽観視できる内容ではなかったのではと思いましたね。騎乗したルメールも、道中までは余裕を持っていましたが、最後のムチを打つ瞬間には、焦りが出て、ムチを挟む指も違い、しっかりと打てていませんでしたからね。

何より、フランス特有の馬場にも心配が残りました。天候が安定しないシャンティイでは常に雨が降り出すこともあり、大変馬場が荒れやすいですからね。次走は、更に強敵と馬場状態との戦いに、天候も合わせ、雲行が怪しいと個人的に感じたレースとなりました。今年から日本でも馬券が買えるようになる凱旋門賞制覇に向けて、陣営も対策を考える必要がありそうです。

マカヒキ

日本競馬では戸崎君が重賞連対9戦連続をした京成杯AHの話をしましょう。レースは、1番人気に推奨されたロードクエスト、爪の心配によりなかなか復活できなかったダノンプラチナの一気討ちになるのかと思われました。4コーナーでは抜群の手応えでロードクエストが駆け上がり、見事優勝を決め、やはりマイルだったか!と思っていた矢先、2番手には+18キロで成長を促した成果が現れた戸崎君とカフェブリリアントが入りました。

これで重賞9連続連対となった戸崎君ですが、今回もハマったとしか言い様のないレースでした。勝ったロードクエストは強かったですが、それでも追い詰めたのは戸崎君の好騎乗があったからでしょうね。直線に入るまでは、我慢に我慢をした結果、少し空いたスペースを逃さないとばかりに突っ込んだのは技術と共に、今の彼の絶好調な現状により得た自信と安心感が生んだ②着だったと思います。

ロードクエスト

セントウルSでは、これぞG1馬といわんばかりのレースで、他馬を抑え優勝したのがビッグアーサーでしたね。今回は最内枠ということもあり、包まれることを想定すれば、逃げるのではないかと思っていましたが、まさにその通りの競馬となりました。前半33.1のタイムは異常な早さで、終いもそこまで落ちなければ、あの圧勝は力でねじ伏せたと言うような結果でした。しかし、今回の競馬で馬が前に行くことを覚えたと過程した場合、本番に向けてはどうだ!?と疑問が残ることも確かですね。

馬という生き物は毎回レースをこなす度に、レースの方法などに応じても変わります。その点で言えば、今回逃げたことで、馬が引っかかる恐れやハミを噛んでしまう可能性が出てきます。勿論、名手の福永君ですから、その競馬をした後は、こうなると掴んではいると思いますが、それでも勝利し、圧巻の強さを見せ付けたにも関わらず、こちらも本番に向けては雲行が怪しくなってきたと思っています。まぁ、今のメンバーを見る限り、少々ひっかかっても、当馬に関しては敵うスプリンターはいないとも個人的には思っていますけどね。

ビッグアーサー

さて、雲行が怪しくなってばかりでも面白くありませんね!晴天のようなスカッとした勝利を期待するローズSの話に行きましょう。牝馬2強の戦いが繰り広げられそうです。その中でも、順調に過ごしているシンハライトは磐石の準備となるのではないでしょうか。そして、骨折休養明けで、馬体も+20キロくらいを見込むジュエラーに関しても、どのようになるのか楽しみです。この2頭に割って入るのが、春は馬体重の減りに悩まされた2頭になるかも知れません。

まずはアットザシーサイド。こちらは才能もありますし、前走こそ距離の壁に泣きましたが、本来の走りでいえば遜色のない馬と思っています。そして、体を戻してきたレッドアヴァンセも楽しみな一頭です。本来はマイルくらいが合うかなという印象もありますが、今回は4000勝をリーチとしている豊ちゃんがやってくれるのではとも思っています。シンハライトとジュエラー。くしくも宝石の名がつけられた2頭の輝きを楽しみに、他馬の逆襲も期待していきます!!