初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『今度こそ』
2019/11/14(木)
皆さん、こんにちは。ライター大和屋です。菊花賞以来のご無沙汰です。
あんな派手な負け方をしたもので、レースについて触れる気がしませんでした。もうちょっとやれるのかと思っていましたが、どうにもなりませんでした。現在カリボールは休養中、ひとまわり大きくなって競馬場へ戻ってきてくれるかと思います。まだ成長途上の馬、これからもっと強くなってくれるはずです。
そして、もう一頭の愛馬エオスモン。ダートを使ってなかなかの先行力を見せてくれましたが、直線に向くと失速。9着に敗れております。こちらも現在休養中です。次回は距離を短くしてくるかと思われます。レースっぷりは良化してますので次走はもっとやってくれるといいなぁ。
はい、久しぶりの更新です。なんの用かといいますと、アウィルアウェイが京阪杯に挑戦します。ジャスタウェイ産駒の初重賞制覇、ここではないかというか、ここであって欲しいと思いましたので、今回はアウィルアウェイについて書こうかと思います。
前走のオパールS、最内1番枠で出走、良いスタートを切ると好位のインでレースを進め。勝負所で包まれかけるもこれ以上ないコース取りで直線に向くと、前がぱっくり開きました。追い出しを開始すると今までの不振が嘘のように鋭く伸びて先頭に立つと、エイシンデネブの猛追をしのいで勝利。ダリア賞以来の久しぶりの勝利をあげました。賞金を追加できたことで京阪杯へと駒を進めることができるようになりました。
うまくいくときはこんなにうまくいくのだなあというレース。鞍上の北村友一騎手が非常にうまく乗ってくれました。京阪杯も同じコンビで臨むようです。まあ、重賞になりますし、相手も強化されますし、斤量も別定戦になりますので簡単にはいかないとは思いますが、前走のように器用に立ち回ることができるならば、勝つまであると僕は思います。
自分の馬でもありますので、ひいき目になるのは仕方のないことです。いい加減ジャスタウェイ産駒の重賞勝利をお願いしたいのです。どうか頑張ってくださいませ。
そして、その次の週、もう一頭の楽しみなジャスタウェイ産駒、チャレンジCにロードマイウェイが出走予定。ここまで4連勝中です。勢いのままに重賞まで突き抜けてください!
他にも順調に成長している感のあるジャスタウェイ産駒達、グロオルルージュ、スキッピングロック、そして海外遠征を終えたマスターフェンサーも復帰してくるはずです。現在休養中の我が愛馬カリボールも適距離に戻ればもっともっとやれるはずです。これからの産駒の飛躍のためにもなんとか、アウィルアウェイが呪縛を断ち切ってくれることを祈ります。頑張ってくれー!
追伸、ここまで書いて東スポ杯にゼンノジャスタが登録していることに気づきました。初重賞はここかもしれません。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。