初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『デジモンアドベンチャーについて その1』
2020/1/28(火)
皆さんこんにちは。ライター大和屋です。ルーツドールの敗戦に肩を落としまくっていたここ最近、気を取り直して次のレースに期待をかけることにします。
というわけでまずはカリボール。週末の京都、飛鳥ステークスに出走予定です。鞍上は池添騎手とのこと。休養を挟んで適正距離に戻してさらには自己条件。状態は良いとのことですので期待するしかありませんね。
そして同じ日のメインレース、シルクロードステークス(G3)にアウィルアウェイが出走予定です。ここで賞金を加算して大きいところへ向かって欲しい。ジャスタウエイ産駒の繁栄のためにもなんとしても頑張って欲しいです。
とまあ週末は楽しみというか頑張って欲しい勝負レースがあるのですが、2月といえば仕事的にも勝負の月です。デジモンアドベンチャー、ラストエボリューション絆、2月21日に公開です。すでに0号試写を終えており、評判も上々とのことです。さらなるブラッシュアップを行い劇場で公開ということになりそうです。僕はまだ見ていないのですが、とても楽しみですとお伝えしておきます。
そんなデジモン劇場版なのですが、少し説明をしておきたいので語ります。わからない人には伝わらないかもしれませんが、20年前にフジテレビで放送していたアニメです。今回デジモン20周年記念ということで新作の映画を作ることになりました。
その内容は20年前リアルタイムで番組を見ていた子供達が懐かしくも新しい物語となっています。見ていた子供達が大人になっているのと同様、主人公の子供達が大人になるための物語、彼らの生きざまと選択は、あの時子供だった皆さまに結城を与えてくれることかと思われます。
口込みがとても重要になってくることが予想されますので、興味があるかたは是非見てください。そして面白いと思ったら他の仲間や知り合いの人たちに是非面白かったと伝えてください。よろしくお願いいたします。
今回のラストエボリューション、変わらずに東映の作品なのですが、アニメーション制作はゆめ太カンパニーが行います。ゆめ太カンパニー、競馬のオールドファンでかなりやってる方ならピンとくるかもしれませんが、この会社、ビンゴユメタ号から名前をとって会社を起業しています。
ビンゴユメタ、父コインドシルバー、母ユウコ。ビンゴカンタやアラマサキャップが兄弟で、サクラチヨノオーやメジロアルダン、ヤエノムテキの同期です。サクラチヨノオーやモガミチャンピオン、サッカーボーイなんかと一緒に走っています。
最後まで条件馬でしたが、弥生賞に出走しています。ああ、懐かしい。でもってこの会社の社長さん、山口聰さんというのですが筋金入りの競馬ファン、会社の名前を馬から持ってくること自体半端ないのですが、馬券のほうも筋金入りでパドック重視で3連単を中心に鋭い予想を展開しているのです。
僕も個人的に仲良くさせてもらっていて、15年位前に「まっすぐにいこう」という番組で一緒に仕事をさせていただいておりました。僕が言うのもなんなのですが、すごく真面目にアニメを作ってくれる会社です。
アニメーションを作ること、そして劇場版を作るというのはとても体力が必要で大変な仕事です。とはいえあのゆめ太カンパニーさんです。最後まで手を抜くことなくすごく良いものを作り上げてくれていると思います。
そしてその山口社長、先日一緒に競馬に行ったのですが、なんと僕らの目の前でWIN5を的中させました。ちなみにWIN5を当てた人を生で見たのは初めてです。その日のご飯は奢っていただいたことは言うまでもありません。
が、山口さんの男前なところはそれだけにとどまりません。残った払い戻しは今現在進行形で頑張っている制作の皆さんに大盤振る舞いするとのことです。社長の鏡ですね本当に。
そんな素敵な山口さんが社長をつとめるゆめ太カンパニーが作るデジモンアドベンチャー、ラストエボリューション絆。2月21日に公開です。
了
《外部リンク》大和屋さんが脚本を担当!
映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』公式サイトはコチラ
http://digimon-adventure.net/
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。