【阪神大賞典】オルフェーヴル「非常にいい感じに仕上がりました」

トピックス

3月14日(水)、18日(日)に行なわれる阪神大賞典(GⅡ)に出走予定のオルフェーヴル(牡4、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江寿調教師の調教後コメントは以下の通り。

-:阪神大賞典に出走するオルフェーヴルについて池江泰寿調教師にお話をうかがいます。いよいよ真討ち登場といった感じですね。

池江寿調教師:そうですね、わくわくしますね。

-:去年3冠を達成されて臨んだ有馬記念は非常に厳しい展開の中、結果的に古馬を蹴散らしました。振り返っていただけますか。

池:まずスタートを出遅れてた時点で厳しい競馬になることを覚悟しました。スタンドの前を通過した時が1ハロン14秒台とかなりスローペースに落ちましたから、勝ち負けは厳しいと思いましたね。

-:その中でも我慢が利いて、一瞬の隙を見逃さず最後は素晴らしい末脚でした。

池:バックストレッチに入った時に池添クンが上手く外に出してくれてたのが良かったですね。あとは4コーナーを外マクりで、前が残る展開でオルフェーヴルも本当に頑張ってくれたと思っています。

-:そして有馬記念が終了してからの様子はいかがだったでしょうか。

池:年末年始はトレセンの方で疲れがないかしっかりチェックして、年明けはすぐにノーザンファームにリフレッシュ放牧に出して、2月24日に栗東に戻ってきました。

-:帰ってきた時の状態はどうだったのでしょう。

池:そうですね、秋の激戦の疲れも癒え、更に馬もふっくらして3歳時よりも落ち着きが出た印象を受けました。

-:その後の調教も馬場が悪いなかで2週連続で好時計を先着というのがありました。

池:普段は一週前と本追い切りのみ池添クンに乗ってもらうパターンだったのですが、今回は2週前からも調教に乗ってもらいました。

-:ジョッキーの感想はどのような言葉でした?

池:「しっかり馬が仕上がっていますね」といいコメントしか出てきませんでしたね。

-:今週の追い切りも坂路で50秒7というかなり速い時計だったと思うのですが。

池:ここ2週坂路の馬場状態が悪かったのですが、本追い切り時は馬場が乾いてきて時計が出たのだと思います。オルフェーヴル自身も体調が良く、ここにきて状態も上昇してきました。今年最初のレースになりますが、非常にいい感じに仕上がりました。

-:舞台は阪神大賞典ですが、3000mは菊花賞でこなしていますが、改めてこの距離はいかがでしょうか?

池:秋の京都と春先の阪神の芝の状態は違いますので、そのあたりが課題だと思います。

-:オルフェーヴル自身も大人になったということで、長丁場にも対応できる精神力が宿っているのかなと感じるのですが。

池:その通りだと思います。あとは結果を出せるかどうかでしょうね。

-:今回、どのような競馬を期待されますか?位置取りだとか、流れだとかいろいろあると思うのですが。

池:有馬記念のような極端な競馬にはなってほしくないですね。去年の菊花賞のような競馬が出来れば最高です。

-:馬体重はどのくらいを予定されていますか?

池:数字的にはそれほど変わらないと思います。それでも筋肉の量が大分ついてきてますし、増えていたとしても成長分と考えてもらって結構です。

-:前哨戦とはいえ負けられない一戦だと思うのですが、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

池:今年もオルフェーヴルに期待されているファンが多いと聞いてまして、こちらもしっかり仕上げて、また感動を与えたいなと思っています。応援のほど宜しくお願いします。