【高松宮記念】サンカルロに吉田豊騎手「馬は絶好調」

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21日、日曜中京11レース・高松宮記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、阪急杯3着のサンカルロ(牡6、美浦・大久保洋厩舎)は、坂路コースで追われ、5F54.3-36.6-23.5-11.6をマークした。

追い切りに関して、大久保洋吉調教師
「先週、併せ馬でひと絞りして馬は出来ているので、今日は時計が速くなり過ぎないように、調教駆けをしない馬と併せました。後ろから、終い徐々に差を詰める形でしたが、良い動きだったと思います」とコメント。

「前走は速いメンバーが揃ったと思いましたけど、それほど速くなりませんでしたし、外枠からずっと外々を回る厳しい競馬になりました。それでも3着なので、まずまずかなとも思いますけど、得意の阪神1400なのでもっとやれるかと思っていました。やはり輸送してプラス10キロだったので、ちょっと重かったんでしょうね。その分、1回使ってガラッと変わった感じがあります。コースに関しては、正直やってみないと分からないですけど、直線が長いことはこの馬にとって良いと思います。
左回りはもうひとつという感じがありますが、口向きに問題もありませんし、差す形になれば対応出来ると思います。乗り役にも中京開幕週にスクーリングをさせていますし大丈夫でしょう。年齢を重ねたことと、短距離戦を使って速い流れに慣れているので、折り合いは心配ないと思います。この馬にとって1200は一番良い条件とまではいかないので、上手く立ち回れるかが一番のポイントになると思います」と見通しを語る。

また、騎乗を予定している吉田豊騎手
「中京開幕週は、みんな直線が長いというイメージで乗っていたので、前残りが多かったですけど、差し馬も勝つようになってきたので、サンカルロにとっては良いと思います。G1は甘くないので、真ん中から内ぐらいでロスなく運べると良いですね。
狭いところでもヒルまず入って行けるので、あとは僕が上手く進路を導いてあげるだけです。馬は絶好調なので、良い結果を出したいですね」と語り、G1制覇に意欲を見せる。


左がサンカルロ