【高松宮記念】安田師ロードカナロア&カレンチャン

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21日(水)、栗東トレセンで行われたロードカナロア(牡4、栗東・安田隆厩舎)& カレンチャン(牝5、栗東・安田厩舎)を管理する安田隆行調教師高松宮記念(G1)共同会見は以下の通り。

-:では順に4頭のお話をお伺いしたいと思います。まずは今、調教を終えたばかりのロードカナロアのお話なんですが、今日は併せ馬という形でしたが、そのポイント、調教をやっての反応はどうだったでしょうか。

安田隆行調教師:シルクロードS(1月28日)から間隔が空いていたので、今日は併せ馬でそこそこやろうということになっていましたし、終いも伸ばすように指示を出しました。

-:「十分に手応えは掴めた」、そんな調教だったと言えますでしょうか?

安:ええ。今日の調教に関しては、ホントにもう素晴らしいですね。

-:改めて、この5連勝中という強さの源はどういうところにあると言えるでしょう。

安:そうですねえ。厩舎サイドから見ていて、具体的にどう変わった、というのはないんですけど、1200mというのが相性がいいんでしょうね。

-:その1200mのG1、この馬にとっては初めてのG1となりますが、中京のコースに対しての相性はどのように考えますか。

安:左回りが初めてなんですよ。G1で、左回りが初めて。そういうあらゆる条件を克服して、初めて一流馬になれると思うので、何とか克服してほしいです。

-:あと、タイム的に今の中京は非常に力の要る馬場、というふうに感じますが。

安:そうですねえ。今週も金曜日から雨が降りそうなんですけど、まあやっぱり、そういう面もクリアしてほしいですね。

-:この馬にとって、どういう展開が理想と言えますか?

安:まあ正直言ってどんな展開でもいいんですけれど…、できればテンが激しくなってほしいですね。

-:あと、枠の内、外。理想はどうでしょう。

安:真ん中がいいです。

-:と言うのは?

安:やはり内の方はだいぶ悪くなってきてますからね。で、皆さんが言うように外枠は不利のようなので。それだったら真ん中がいいかと思います。

-:今、5連勝中ということもあって、相当人気を集めそうですが、そういう馬を送り出す気持ちはどうでしょう。

安:正直言って、嬉しい限りです。

-:では改めて、ロードカナロアに対する期待をお願いします。

安:今現在、1200mで連勝を続けていますので、今回はG1で強敵も多いんですけど何とかそれをクリアして頑張ってほしいです。

-:それでは続きましてカレンチャンについてお伺いします。今朝は朝イチで追い切られましたが、いかがでしたか。

安:カレンチャンの場合は前走オーシャンSを使って間隔が詰まってますからね。本来なら去年の香港からブッツケで行く予定だったんですけど、体重面もちょっと重めだったので、ひと叩きしてG1に向かおうと。あの一戦を叩いてから馬がグンと良くなってきましたね。前走時は多少イレ込み加減で馬がうわずってたところがあるんですけど、1回使ってグッと落ち着いてきました。

-:今、お話がありましたが、この中間の体重面はどうですか?

安:昨日も量ったんですけど、488キロ、変わりなく順調にきています。

-:1回叩いて上積みが見込めるということなんですが、カレンチャンにとってリニューアルされた中京コースの相性というのはどうでしょう?

安:以前に改装前の中京で走ってるんですけど、左回りは全く問題ありませんし、前に行ける馬なので、今回の中京でも苦にしないと思っています。

-:直線が延びましたので、後ろから差す馬も期待できるようなコース形態になっていますが。

安:昨年のスプリンターズSなんですが、ゴール前で2着以下を引き離したでしょう?あのときはやっぱり凄いなと思いました。だから直線が延びても、この馬だったら十分に克服できると思います。

-:昨年の最優秀スプリンターとして負けられない一戦かと思いますが。

安:ああいう名誉ある賞を頂いたので、何とか頑張りたいです。