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【天皇賞(春)】オルフェーヴル「楽しみと期待が大きい」
2012/4/25(水)

この日も坂路で最終調整を終えたオルフェーヴル
25日(水)、栗東トレセンで行われたオルフェーヴル(牡5、栗東・池江厩舎)を管理する池江泰寿調教師の天皇賞(春)(G1)共同会見は以下の通り。
-:いよいよ日本中の注目が集まります、オルフェーヴルの天皇賞が行われます。
池:そうですね(笑)まあ、競馬ファンは注目してくれるんじゃないかとは思ってますんでね、しっかり結果出したいので。今の気持ちプレッシャーで一杯なんですけれども。
-:今日は朝一番に坂路で追い切りが行われました。今回の追い切りの主眼はどんな点におかれましたか?
池:今回に限らず、ずっとこの馬のテーマになるのですが、2頭併せ、併走馬の後ろでしっかり折り合いをつけると。先週の段階でかなり仕上がっていたので、ジョッキーの方には「もう微調整程度でお願いします」と伝えました。
-:そのあたりは馬なりで非常に良い感じで来てたように見えました。
池:動きは本当に良かったですね。タイムも速過ぎず遅過ぎず、ちょうど良いぐらいでね。本当に良い調教ができたと思っています。
-:前走前の追い切りと比べていかがでしょう?
池:前走は休み明けで、今まで一番意識的にゆっくりさせた分、ちょっと急仕上げになってしまいました。意識的にかなり負荷をかけていたのですが、今回一度使ったことによって、先週の段階でかなり上積みを感じましたので、今週はサラッという感じでした。
-:態勢としては思い描いていたとおりに仕上がったと。
池:そうですね、肉体的な部分というのは、満足できます。
-:前走は観ている日本中が本当にビックリしました。これは前兆というようなものは、なんとなく感じていたのでしょうか?
池:レース後、よく外ラチ向かって逸走していることがありましたので、有名なとこでは新馬戦と菊花賞の後はね、池添君振り落としてるので目立ってますが、他のレースでも結構向こう正面の外ラチまで逸走して止まらなかったっていうレースが今まで何度かあったので。たまたまレース中にはね、そういうことは起きていなかったんですけれど、今回はレース中にああいうことになって……。期待してくださったファンの皆さんも一杯いたので、そのみなさんの期待裏切ったので、なんとかそれをお応えしたいなと思ってね。スタッフ一同、池添騎手含めてね、強制調教を努めてきて、完璧とはまだ言えないですけど、調教再審査も一回でパスして。レース中にああいう癖が出ないようになんとか持っていけるんじゃないかなと思っていますが。
-:前走後の調整の中で、具体的にこういったものを変えてみた、というものがありましたら教えて頂けますか?
池:調教再審査がEコース、ダートコースのEコースで行われるという事で、2歳の時はEコースに何度か入っていたのですが、2年弱ぶりぐらいですか?Eコースに入ったので、平坦なダートコースでの調教ということで、その辺は大きく変わったことでしたけれど。
-:「調教再審査はG1の一番人気より緊張した」という風におっしゃられていましたけど、現時点ではどうでしょう、今日の追い切りを見る時というのは。
池:勿論、やっぱりこの重圧とかプレッシャーはありますが、今日の追い切りを見るとホント、状態の良さが伝わってきますので、楽しみと期待のほうが大きいんです。
-:3200mという長丁場、この馬にとっても初めてということになります。力は十分あると思うんですが、ポイントとなるのは?
池:折り合いだと思いますね。この馬に3200は適した距離じゃないので。適性範囲から、かなり超えた距離を走らせることになりますので。折り合いだと思いますよ。
-:力は十分あるのは競馬ファンだったらみんな知っています。期待もしています。ファンの皆様にひとこと、最後にお願いします。
池:前走あの単勝1.1倍と支持されていたんですが、阪神競馬場にも、オルフェーヴルの強い競馬、勇姿を、見に、望んで来たファンの皆さんが沢山いたと思うんですが、その人達の期待を裏切ってしまったのでね。なんとか今回、天皇賞で強いオルフェーヴルをお見せして、まあ罪滅ぼしというか、汚名返上を、したいなと思います。
-:このレースでオルフェーヴルの能力を出してからということになるんですけれど、秋以降というのは、ローテーションで、もし考えていることがありましたら教えていただけますか?
池:まだ完全に決まっていませんので、ここでは言えないんですが。レース結果とか内容によると思うんですが、ずっと言っているように凱旋門賞ですね。まだ登録はしてないのですが、天皇賞の後に馬のコンディションとか、レース内容とか結果を受けて登録しようと思っています。
-:この馬のお父さんはステイゴールド、そしてお母さんのお父さんがメジロマックイーンという、まさに池江ブランドですよね。そしてメジロマックイーンが掴んだ頂点へ、というお気持ちも強いんじゃないですか?
池:そうですね、僕がこの世界に入った時は、「マックイーンの子供で是非、春の天皇賞勝ちたい」と、そういう夢を持っていて、残念ながらそれは、ちょっと不可能になったんですがね。なんとかそのマックイーンの血を受け継いでいる、このオルフェーヴルで、なんとか春の天皇賞を勝って、メジロマックイーンの血を改めて、皆さんに示してみたいなと思います。

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